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〜 ベンジャミン・フランクリン 〜

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投資で備えるライフイベントは?

人生には結婚、出産、子育て、住宅購入、老後など様々なライフイベントがあります。

最近はライフスタイルが多様化していて、ライフイベントも人それぞれです。必ず上記のライフイベントが発生するというわけではないですが、それでも多くの方はこのようなライフイベントを経験するかもしれません。

また、老後に関しては誰にでも訪れるライフイベントでしょう。

 

これらのライフイベントのためにお金を貯めるという方は多いかもしれませんが、実は貯金でお金を準備するべきライフイベントと投資でお金を準備するべきライフイベントの2つがあることをご存じでしょうか?

 

本日は、投資でお金を作るのに向いているライフイベントは何なのか。そしてどれくらいのお金を投資に回していくかということを見ていきたいと思います。

 

■お金をわけて考える

 

 

そもそも、手元にお金があった場合に投資にまわして良いお金というのはどのくらいなのでしょうか。

こうしたことを考える時に大事なのは、目先に大きな出費を伴うイベントか控えているかどうかです。

目先1年間くらいで大きな出費がないかどうか。また、手元にいくらくらいのお金があったら生活に困らないかを考えて手元に残しておくお金と投資に回すお金を分けてみると良いかと思います。

 

例えば手元に残しておきたいお金として、生活防衛資金が挙げられます。

これは、万が一勤め先の会社が倒産して職を失った場合でもしばらくの間は生活をしていけるお金のことです。一般的には、給料の3~6ヶ月分と言われています。

 

なぜ給料の3~6ヶ月分かというと、このくらいの資金があれば転職活動の時間が確保できたり、失業給付がもらえるまでの期間を稼ぐことができるからです。

 

また、直近1年以内に大きな出費が見込まれる場合も、その分のお金は投資に回してはいけません。
このような目先で使う予定が決まっているお金は投資しないで貯金として確実に手元に残しておきましょう。

 

■数年内に見込まれる出費も安全に

 

 

数年以内に使う予定のある資金、例えば車を買い替える資金、住宅の頭金、結婚式の費用などの分は、あまりリスクをとった運用は避けた方が良いです。

 

投資をする場合、相場には必ず変動があるので、いつまでにいくらに殖やす、というのを確実に実現するのは難しいです。

そのため、将来の一定の期日までに必ずプラスになっているかが予測できません。本当にお金が必要となったタイミングで元本割れしている、ということもあります。

 

長い期間運用できるお金であれば再び相場が良くなってプラスになるのを待ってからお金を下ろすということができるのですが、短期間でしか置いておけない資金であれば預貯金のような元本が保証されている商品や、値動きが少ない安定した資産に投資をすることが好ましいです。

 

■10年以上先のイベントは資産形成で準備する

 

 

イメージとして10年程度は運用できるという資金は積極的に投資や資産形成に回していきましょう。

過去の統計データでは、相場は10~15年で一巡すると言われているようです。つまり、10~15年投資を続けることができれば、どこかのタイミングではプラスになるということですね。

実際に株式投資でも不動産投資でも、10年ほど正しく保有すれば利益が出ることが多いようです。

 

これらのことを踏まえて考えると、投資や資産形成でお金を準備するのに向いている資金としては、子供の学資や老後の資金などが当てはまります。

お子さんが生まれたときに大学の入学資金や留学費用のために運用を始めるのであれば15~18年ほどの時間をかけて運用することができるでしょうし、40歳の時に65歳で退職した後の資金を形成し始めたいというのであれば25年という期間をかけて運用することができます。

長い期間をかけるほど資産形成は成功しやすいということを考えると、こうした目的での投資は理に適っていると言えます。

 

これらのライフイベントのための資金は、むしろ預貯金だけで準備するのは非常に危険です。

一生懸命に貯金していっても、長期になればなるほど実際に使うときには物価上昇によってお金の価値が減少して使い物にならないことになっている可能性が高いからです。

世の中が成長するのであれば、それに合わせて自分のお金も成長させていかないと世の中から取り残されてしまうことになるのです。

 

「10年以上先に使うお金は投資に回す」

インフレという危険性からお金を守る意味でも、リスクを取れるお金は積極的に投資をした方が自分のお金をより大きく、より強く育てることができま

 

す。

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