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『教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく』
〜 ベンジャミン・フランクリン 〜

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銀行員である私が日本の金融教育の普及に懸ける想い

初めましての方もそうでない方も、こんにちは!

株式会社ワンクエスト専属講師の保土’田勇助(ほどたゆうすけ)です。

・・・自分で言うのも変ですが、珍しい名前ですよね(笑)

おそらく、この名字の人に出会うことは一生に一回あるかないかだと思います。

さらに、「土」の右上に点がついた「土’」という字を使っているという、名前のインパクトは人一倍強い自信がありますが、それに対して私自身のインパクトはいまひとつなのでどうにかしたい今日この頃です(笑)

 

この度は、『私がワンクエストで活動する理由』の記念すべき第1号目を私が担当するということで非常に恐れ多い気持ちもありますが、「既に活動されている方」に刺激を与え、「入会を考えている方」の背中を押せるように頑張りたいと思います。(そして、ここで名前に負けないインパクトを残します!笑)

私は現在社会人5年目。このワンクエストの専属講師として、日々お金にまつわるコラムを執筆したりセミナー講師や研修講師として活動しています。その一方で趣味であるカメラを活かしてアマチュアカメラマンとしても活動しています。

 


ワンクエストメンバーの宣材写真も担当しています!

 

一見、「フリーランスとして働いているのかな」というようなプロフィールだと思いますが、そんな私も平日の昼間は都内の大手信用金庫で営業の仕事をしています。

「信用金庫ってなに?」「その営業って何をしているの?」と思う方もいるかもしれませんね。

簡単にいうと、信用金庫は銀行と同じような仕事をしています。そして、信用金庫の営業はお客様宅を訪問し、預金や融資の推進、投資信託や保険の販売をする仕事です。

つまり、一言でまとめると、私は銀行員です。

「銀行員が副業なんてやっていいの!?」と思う方は多いでしょう。

その通り、銀行は副業禁止です。バレたら一発でクビです。

そんなリスクを冒してまで、私がワンクエストで活動しているのには理由があります。

ですが、普段何気なく活動し、何気なく人と接するなかで自分の背景や想いを伝えることって意外と少ないと思います。

今回、このような機会をいただけたので、改めて私が「なぜ金融を伝えるのか」「なぜワンクエストで活動しているのか」「今後、何を目指してどうしていきたいのか」ということを、私の生い立ちも含めお話させていただければと思います。

私の過去や金融教育に懸ける想いを綴っていたらかなり長くなってしまいましたので、軽く読み飛ばしながら気軽に読んでいただけたら幸いです。

 

■お金的にも精神的にも貧しかった家庭環境

私は埼玉県の桶川市という街で生まれ育ちました。生まれた時から今も実家は築数十年のぼろぼろのアパート。私は4人兄弟の末っ子として育ちました。

周りの友達の多くは持ち家に住み、週末や夏休みなどの長期休みは車に乗って家族でおでかけや旅行。夜は足が伸ばせるお風呂に浸かって自分の部屋でのんびり過ごす。

他の人がごく当たり前に送っている生活。そんな日常に非常に憧れを抱いていたし、それが叶わない家庭環境に大きな劣等感を持っていたことを今でも鮮明に覚えています。

私は早くも小学生の頃から、お金がないということに対して強い劣等感を抱くようになりました。

中学生になってしばらくすると、父はがんで入院、闘病の甲斐もなく私が中学3年生の頃に他界しました。父は機嫌が悪くなると家族に当たることが頻繁にあり、特に母に対しては威圧的でした。そんな父がいなくなり、私は14歳の時からパート勤めである母の女手一つで育てられることになります。

すると今度は、そんな威圧的な父がいなくなったことをきっかけに、脳に障害を持った兄が暴走を始めました。家を壊し、人の物を黙ってすべて捨て、他人を傷つけることさえありました。思い出の物もすべて捨てられたため、私の幼少期の写真や家族の思い出の写真などはほぼ残っていません。

また、借家であるにも関わらず家を壊してしまうことから、大家さんから家を追い出されそうになることが何度もありました。

そんな、いつ住まいが無くなるかもしれないという不安を抱えながら日々生活していたことを覚えています。

賠償などの費用もかさみ、家の貯金はみるみる減っていきました。母はパート勤務で収入も少なく、貯金残高が底を尽きるのは時間の問題。母が自分の老後の対策を取ることなんてまったくできません。

このころ、姉や障害を持っていない通常の兄は家を出ていましたが、いずれも自分の生活がままならないくらいお金に困った生活をしていました。定職にもつかず、アルバイトなどでその日暮らしをしていました。

そんな兄弟たちに頼ることなどできるはずもなく、私が高校に入学したときには「高校を卒業したら私が働いて母を養わなければいけない」と思っていました。

しかし、高校2年生の時に、とあるきっかけから大学に進学することを決めました。

ですが、当然大学の進学費用などを親に頼ることなどできるはずもなく、高校時代から貯めていたアルバイト代を入学金等の費用に充て、在学中の学費は奨学金とこれからアルバイトで稼ぐお金で賄うことで大学に通いました。

大学に通う人の半分以上はご両親に授業料を払ってもらい、本人はなんの負担もなく大学に通って、社会人になっても奨学金の返済がない方も多くいます。

そういった方をみると羨ましいというか、正直、なんだか複雑な想いを抱いてしまいます。

 

■そんな家庭環境だったからこそ目指した安定的で社会的信用が高い仕事

大学3年生になり、特にやりたい仕事がなかった私は周りの人の勧めで金融機関への就職を目指すことになりました。金融機関を志望した大きな理由は、仕事の安定性と社会的信用度の高さ、高給であるというイメージからでした。

その他にも、このころから「人のお金の相談にのりたい」という気持ちがあり、信用金庫に勤めることでそのような仕事ができるのではないかとなんとなく思っていました。

 


当時は憧れていた安定的で社会的信用度が高い信用金庫の仕事。ところが・・・

 

しかし、実際に勤めてみると私が思っていたものとは大きく違っていました。給料は驚くほど安く、最初の1~2年は手取り15万円程。4年以上経った今でも手取りは20万円程しかありません。

仕事内容も、自分たちの営業ノルマをこなすための営業で、お客様のための営業とはとても言いづらいものでした。それでも、お客様は金融のことを知らないので「〇〇信金さんの言うことだから間違いない」と商品を疑うことなく契約をする方がとても多いのです。

そんな人たちに対して、非常に疑問を抱きました。「なぜ金融機関の言うことを疑いもせず鵜呑みにしているのだろう」と。

「私がやりたかった金融とはなにか違う」そして「自分の将来の家族と、自分の親と障害をもっている兄を養うためには普通に働いているだけではとてもお金が足りない」と漠然と思いながら日々過ごしていました。

 

■そんなときに出会ったひとつのマネースクール

社会人2年目が終わろうとする頃、高校時代の友人である吉沢からある誘いを受けました。今思えば、この誘いがその後の生活を大きく変えるきっかけとなりました。

その誘いとは、「同い年だけを集めたパーティーをやるんだけど、よかったら一緒に行かない?」というもの。

普段はそういったイベント事には参加しない私でしたが、その時はなんとなく「面白そう」と思って参加することにしました。

そこで、のちにワンクエストの代表となる井と出会ったんです。

最初出会ったときは「井」という名前を見て「在日韓国人?」と思いましたが、どうやらそうではないようでした(笑)


純粋な日本人である井さん(笑)この写真も私が撮りました。

 

そこで「今、スクールで金融の勉強をしているんだけどよかったら来ない?」とマネースクールのセミナーに誘われました。

当時、なんとなく「貯金だけしていてはお金は増えない。投資に興味はあるけれど、何をどうしたら良いかわからない」と思っていた私にとって、お金のセミナーは非常に興味のあるものでした。

そして、初めて参加したセミナーで、私はものすごく衝撃を受けたことを今でもはっきり覚えています。

そこでは、金融をひとつのジャンルに絞ることなくトータルで学ぶことができ、日本だけでなく世界全体という広い視野で金融の考え方を学べるというスクールでした。

当時、銀行で触れる金融しか知らない私にとって、それはとても衝撃的でした。「こんな世界があるのか」と。

そして、「私もこういう金融を伝える活動をしたい」「ここで学べば人にお金のアドバイスができるようになる」「自分が裕福になることができる」等と思ったことから、何も実績のないベンチャー企業であるマネースクールに入会することにしました。

この時、人生で初めて何十万円というお金を振り込んだため、ATMで振り込みの操作をしているときは気が狂いそうになりました(笑)

(思えば、ここから私の投資癖が始まったように思います)


人生で初めてとなる巨額の自己投資。ここから、私の投資人生は始まりました。

そうしてマネースクールでお金の勉強をし始めて数か月経った時に、ある事件が起きました。

 

■まさかだった兄の突然の死

障害をもっておらず、都内に暮らしていた当時30歳だった兄は、突然亡くなりました。それも、通常ではありえないとても悲しい亡くなり方で。よく聞く言葉ではあるけれど、それがまさか自分の家族で起きるなんて。

思えばこの数か月前、兄がSOSを出していたことがありました。

私と母はそのSOSに気づいてはいたものの、お金がなく環境を変えることができなかったことが理由で、結果的に兄を救うことはできませんでした。

こういった過去から、私は「お金がないことで感じる惨めな気持ち」「お金がないことで人生の選択肢は狭くなってしまう。逆に、お金があれば人生の選択肢を広げることができる」「大切なものを守るためにも、お金は必要。お金がないと守るべきものも守れない」ということを体感しました。

ここまでの出来事では、私は「お金があれば大切なものを守ることができるし、人生の選択肢を多く持つことで人生を豊かにすることができる」と思ってきました。

しかし、当時通っていたマネースクールの社長のある一言で大きく考えを変えさせられました。

その発言は「お金はあるけど幸せじゃない」というもの。

その方はかなりの実業家で、何億という資産を持っていらっしゃる方でした。経済的には誰もが羨むほど豊かなのに、それでも幸せを感じないというのです。

たしかに、その社長はものすごい能力の持ち主。一言でいえばまさに「カリスマ」です。

でも、不思議なことに人が全然付いていかないんですよね。付いていかないというか、社長が自ら切り捨てているというか。

従業員への扱いもひどく、当時社長と創業を手伝った方たちは2年もしないうちにみんな離れていってしまいました。

こういった一連の出来事から、「お金とはなんだろう」「幸せってなんだろう」「人生を豊かにするとはどういうことだろう」と深く考えるようになりました。

 

■「金融」は、その人の一生を左右するもの

そんなことを考えている中で、私は同い年の一人の女性と出会いました。

その女性は、もともとなんとなくお金に興味はもっていたけれど具体的にどうしたらいいかわからない、という方でした。

そこで私は、今まで学んだ金融の知識をつかって彼女の保険の見直しから始めました。

すると、無駄な部分を削り、必要な保障を手厚くしたことで月々の保険料が11,000円から4,000円に下げることができ、かつ保障内容は今まで加入していた保険よりも充実させることができました。

今では、その浮いた分のお金も使って将来のために資産形成にも取り組み始めました。


月々の保険料の差。これだけでも年間数万円も変わってきます。

このことだけでも、保険料の削減分と優れた投資商品にお金を預けるだけで、生涯で数千万円分も彼女のお金の結果を変えることができました。

この一件から思ったことは、「金融は、誰から聞いて何を信じるかによって、その人の一生を左右するくらい結果が変わる」ということです。

たとえば、同じ日本の株式に投資する投資信託であっても、ある商品は10年で資産が7倍にもなったものもあれば、ある商品は10年経ってもまったく増えないものもあります。

また、保険に関してもちょっとした知識を使うだけで一生涯で見ると1千万円単位で結果が変わってきます。




優れた投資信託と一般的な投資信託の差。
同じ日本の株式に投資をしているのに、お金の増え方に大きな違いがあることがわかります。

日本では「金融教育」というものが学校でされないために、多くの方は金融(お金のこと)をわからないまま大人になる。そうした大人たちが子供を育てているのだから、家庭でも金融教育は行われることがなく、いつまでたっても日本人の金融リテラシーは向上しません。

私たち消費者が積極的にお金について学び、賢くならない限りは、銀行や保険会社をはじめとする金融業者に騙されてしまい、その結果、大きく損をしてしまうでしょう。

お金について学び、金融の考え方や良い商品と悪い商品を区別できる知識(金融リテラシー)を身につけることが何よりも大切です。

また、お金について学ぶことは自分の人生と真剣に向き合うことにも繋がります。

「自分とは何者で、これからどうなっていくんだろう」と理想的な人生を描いていくなかで、現実的にお金のことを考える必要があります。

最近はセミナー講師としての活動も増えてきました。

 

◼金融はあくまでもツール。私が本当に目指すもの

上記のようなエピソードから、私は人生をより豊かにするうえで金融、お金の知識は欠かせないと思います。

しかし、その一方でマネースクールの社長のように、お金があっても幸せになれないということもあります。

では、「幸せ」って一体なんだと思いますか?

せっかくの機会ですので、自分の「幸せ」について考えてみてください。

 

 

人によって答えは違いますが、私は「時間やお金など、何事にも縛られることなく自分のやりたいことを自由にやること。そして、大切な人や素晴らしい仲間など、自分が一緒にいたいと思う人と一緒に過ごすことのできる環境」こそが幸せだと思います。

たとえば、私も含めですが「お金(生活)のために」という理由で仕事をしている方は多いと思います。

しかし、それでいて仕事を楽しめたりやりがいを見出だせている場合は良いかもしれませんが、好きでもない仕事を仕方なく続けているという方は多いと思います。

しかし、それではせっかく一度きりの人生、幸せになれるでしょうか?

私はなれないと思います。

そのためには、まず第一に経済的な縛りを無くすことが必要です。その縛りさえなくなれば、生活のためのお金を気にすることなく自分の好きな仕事をすることができます。そのためには金融、お金の知識は必ず必要です。

 

私が本当に目指すものは、

「時間的にも経済的にも縛られず、自分の人生を自由に生きること。そして、それが実現できる仲間を増やし、周りの人も豊かになること」

その理想を実現するためのツールとして金融があり、私のようにお金のことで惨めな想いをしたり人生の選択肢を狭めてしまう人を一人でも少なくしたい。

大切な人を守るために金融を学び伝えたいし、大切な人を守れる人を増やしていく。

そして何より、人の一生を左右してしまいかねない金融を伝えることで、より多くの方がより豊かで幸せな人生を過ごすためのきっかけを与えていきたい。

そういった想いから、私は日々金融を伝える活動をしています。

私の人生の指針。家の壁に貼っている他、携帯の待受画面にしています(笑)

 

◼長くなったので、まとめます

・・・ここまで金融教育に懸ける想いを綴ってきましたが、果たして何人の方がここまでたどり着いているでしょうか(笑)

ここまでほとんど読み飛ばした!という方でもわかっていただけるように、簡単にまとめてみたいと思います。

 

【なぜ金融を伝えるのか】

金融は人生を豊かで幸せにするためのツール。

大切な人を守れる人を増やし、豊かで幸せな人生を過ごすことができる人を増やしていくために金融を伝えています。

【なぜワンクエストで活動しているのか】

他のマネースクールはお金のことだけを教えているのに対して、ワンクエストはお金について学ぶことを前提として、その上で人生をどう豊かに幸せにしていくかを考えることのできるコミュニティです。

真剣に人生について考え、話し合うことができる場がここにはあります。

「この人たちと人生を豊かにしていきたい」と思える人達が集まっているからワンクエストで活動しています。

【今後、何を目指してどうしていきたいのか】

私自身も、私の周りの人達も、何事にも縛られない自由で豊かな人生を過ごすことができるようになることを目指します。

そして、私は人々に自由で豊かな人生を伝えられるコンサルタントになります。

そのために、日々人生を豊かにするための金融を学び、伝えていきます。

 

◼おわりに

 

これからワンクエストで勉強しようか悩んでいる方へ。

ワンクエストは意識が高く、可能性に満ちた人達の集まりです!

ここで一緒に勉強することで、必ずあなたの未来は良い方向に動き出します。

なんとなく将来に不安がある人

現状をもっと良くしていきたい人

この先の人生を豊かにしたい人

理想の人生を過ごしていきたい人

私たちと一緒に、豊かで幸せに満ちた素晴らしい人生を創っていきましょう!

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