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『教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく』
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資産形成にいくら使う?

つみたてNISAやiDeCoの普及も相まって、「将来のために早めに資産形成に取り組みたい」と考える方は多くなってきているように思います。

 

ネット証券等では100円から投資ができたりポイントで投資ができたりする等、資産形成に取り組みやすい環境整備も着々と進んできています。

 

しかし、いざ資産形成に取り組もうとしても「実際にどのくらいの金額からスタートしていけば良いのか」ということがわからないため、はじめの一歩が踏み出せないという方が多いようです。

 

そこで、本日は資産形成を始めるときの目安についてご紹介したいと思います。

 

■月々の収入からの割合は

 

 

月々の収入のうちから資産形成にお金を回す場合、だいたい手取りの25~30%程度が目安になります。
25%とすると、手取り20万円の方であれば月々5万円、手取り40万円であれば月々10万円です。

 

手取20万円の場合で月々5万円なので、このペースで貯蓄や資産形成をしていくと、

 

5万円×12ヶ月=60万円

1年間で60万円の資産形成ができることになります。10年間で600万円と考えると良いペースですね。

 

資産形成に回すお金のうち、どうしてもリスクを取りたくないという部分や直近で使うお金を貯めたいという場合は、銀行預金で貯蓄をしていきます。
そうでない場合はすべて資産形成に取り組むことで、効率的に将来の資産作りをしていくことができます。

 

■一括投資の場合は

 

月々の収入からではなく、すでに貯まっているお金から一括投資をする際には、手元にどのくらいのお金を残しておけば良いでしょうか。

 

これは生活費の3~6ヶ月分と、直近で使用する予定のある金額を除いて考えることをお勧めします。

 

なぜかというと、生活費の3~6ヶ月分というのは、万が一会社が倒産して収入が途絶えてしまう場合や、転職活動をする場合に最低限これだけあれば生活をしていけるという金額だからです。

 

退職理由にもよりますが、最悪3ヶ月後には失業手当も貰えるうえに、ちょっとした医療費や臨時の出費などもこのくらいの貯蓄があれば対応できるでしょう。

 

直近で使用する予定のある金額というのは、結婚資金や家の頭金、お子さんの進学費用などのことを指します。

 

資産形成に充てるお金というのは減ってしまうリスクもありますし、長期で取り組まなければ意味がありません。

確実に近々使うお金を投資して、実際に結婚式の費用を払わなければいけないタイミングで投資していた株式の価格が下がり結婚式費用が足りなくなってしまった、となったら本末転倒です。

 

■お金をどう使うか

 

 

上記であげた例はあくまでも一般的な話にはなりますが、一つの指標として使っていただければと思います。早く投資収入だけで生活を送れるようにしたい、といった目標がある方は支出をできる限り抑えて、それをできる限り投資に回すのが近道になるので、上記の割合にこだわる必要はありません。

 

ちなみに、私はできるだけ早く投資収入だけで生活をしていけるようにするために、収入の半分近いお金を資産形成に振り向けています。

 

お金の使い道は自由だからこそ、どういった考えで生活を送っているかで将来の資産は大きく変わってきます。

50歳で貯蓄が全くないという方もいれば、50歳で普通の会社員にも関わらず資産が1億円を超えているという方も実際にいらっしゃいます。

 

自分が理想とする状態はどんな状態なのか。
その理想の状態に近づくために今どういった行動をしていけば良いかを考えることが大切です。

 

 

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