
幸せだとお金が殖える5つの理由
人生に好循環を呼び込むコツ
「お金」と「幸せ」
この2つは、切っても切り離せない関係にあります。
例えば、お金で幸せが買えるか否かというのは、昔から今までずっと議論されてきた永遠のテーマです。
これは私の感覚ですが、お金で幸せが買えるかということに関しては、難しいと感じています。お金持ちでも不幸な人はたくさんいるのが現実です。
しかし、逆に「幸せだとお金が殖える」という法則は存在するという研究データや調査結果はたくさんあります。
幸せだとお金が殖えるのは何故なのか。本日は、幸せだとお金が殖える5つの理由を見ていきます。
◼幸福と成功の密接な関係
そもそも、「幸せだとお金が殖える」という根拠は、幸福感が精神的な安定をもたらし、創造性や生産力がアップした結果、成功する=お金が殖えるという考えに基づいています。
ポジティブな状態の時は脳に脅威を感じさせる信号が送られず、代わりに創造的・生産的になれる物質が分泌されるようになります。すると身体中にエネルギーが満ちあふれ、記憶力や生産力が大幅にアップします。
実際に、2015年に実施した調査では、幸福感が仕事の生産性を12%向上させるとの結果が報告されています。
幸福感を得ることで学校や会社で予想以上の成績を上げることが可能になります。
成績が上がれば成功し、お金が殖える。つまり「成功しているから幸せでお金がある」のではなく、「幸せだから成功してお金が殖える。成功するからさらに幸せになってお金が殖える」という正の循環を起こすことが人生を好転させるコツになります。
◼幸せだとお金が増える5つの理由
ここでは、なぜ幸福がお金を殖やすことに結び付くのか、幸福がもたらすお金に対する影響を見ていきます。
1.お金の使い方・増やし方に賢くなる
充実した毎日を送っている幸せな人は支出から貯蓄、投資まで、明確な判断を下すことができます。お金の殖やし方にも慎重で、怪しい投資商品に飛びついて失敗するということも少ない。
2.所得が増える
幸せな人は自分の仕事にやり甲斐を感じていることがほとんど。それが好業績や職場仲間との協調性につながり、タスクやゴールを達成する傾向が強く、チャレンジにも積極的に取り組むため昇進しやすいとされています。
また投資や起業に積極的かつ効率的に挑む人も幸せな人が多いそうです。人間は幸福感で満たされているとポジティブな精神が外見や言動に現れるだけではなく、人間関係も上手くいきやすい。それゆえに「一緒に仕事をしたい」と望む人々が寄って来るため、良い投資話や起業のチャンスが生まれる環境に恵まれやすくなります。
3.浪費が減る
幸せな人はお金の使い方が上手いため、ストレスで浪費に走ったり、余計なものを買って後悔することが少ないようです。
ある調査によると、この調査に協力した米成人2000人の毎月の浪費額は平均450ドル。年間5400ドル、生涯32.4万ドルを無駄遣いしているという結果になりました。極端にいうと家を1軒買えるだけのお金を衝動買いに浪費していることになります。これではお金が増えるはずがありません。
4.お金についてパートナーとオープンに話し合うことができる
「お金のことはパートナーと話し合いたくない」「お金の話で口論になる」などどいう人は多いかもしれません。
しかし話の内容が負債であれ、相手の浪費癖であれ、避けているだけではなにも解決しません。
お金が殖えない原因になっている問題があるのならば、パートナーの協力を得る努力をすることで、ポジティブな結果につながるかもしれません。
5.医療費が減る
幸福感は物質的経済効果だけではなく、肉体的・精神的経済効果ももたらします。「ストレスは万病の素」という言葉通り、健全な精神が免疫力を高めてくれます。
一般的に、ストレスを抱えていると健康的な生活や神経ホルモン系の変化によって、疾病リスクが高くなると言われています。
「健康に勝る財産はない」とも言いますが、健康ならば医療費が大幅に節約できるため、健康はさらなる財産作りに貢献してくれます。
◼お金に対するネガティブな印象をなくすこと
上記で挙げたものはいずれもシンプルな理由ではあるものの、実際に「幸福と成功の法則」を実践できているかというと、そうでない人は多いのではないでしょうか。だからこそ、お金を殖やすのは大変なのかもしれません。
様々なお金を殖やす方法を試してみたにも関わらず、「どうしてもお金が殖えない」という人は、自分の内面にお金が殖えないバリア(お金を殖やすことに対する恐怖心やマインドブロック)がないか、冷静に観察してみることが必要かもしれません。
お金に対するネガティブな感情を取り払った上で、自分が幸せになれることを愚直に選択していく。
このことが、幸福感を得た上でお金を呼び込むことができるシンプルな方法なのかもしれません。