
不動産投資は「良い借金」?「悪い借金」?
みなさん、こんにちは。
株式会社ワンクエストの井です。


どこで借金をして、どうような投資をしているの?


もちろんどのような物件を購入したかにもよるけど、不動産投資はそんなに「悪い借金」ではないよ。
悪くない借金なんて世の中に存在するんですか?


それじゃあ、今日はその話をするね!
借金にも、いろいろな種類があります。
例えば、
アコム・アイフル・プロミスのような消費者金融から借りる借金。
起業をする時の初期費用を揃えるために、銀行や日本政策金融公庫から融資を受ける借金。
不動産投資を始めるにあたり、銀行から融資を受ける借金。
大学の学費を補うための奨学金という名の借金。
あげればキリがありませんが、どれもお金を借りるという意味では借金と言ってもおかしくないでしょう。
借りる人の目的や状況によって、「良い借金」にも「悪い借金」にもなり得ますが、
ここでは、私が考える不動産投資が「悪い借金」ではない理由を話していきたいと思います。
「ローンを組むのがこわいです」
不動産の話をした時にこのような声を数多く聞きます。
それは 「良い借金」と「悪い借金」の違い を理解していないからだと思います。
私が考える「良い借金」の定義は
- 金利が低い
- 担保がある
- 回収を見込める
《金利が低い》
借りたお金に対する金利<借りたお金を使って増やすことができる利回り
になるかどうかが大きなポイントです。
例えば、1000万円を2%の金利で借りた場合に、
その1000万円を5%以上の利回りで運用することができれば得をします。
不動産を購入する場合のローンや大学に通うための奨学金は
現在は金利がかなり低く設定しているため、
借りたお金に対する金利<借りたお金を使って増やすことができる利回りになる可能性が高いでしょう。
その一方で、消費者金融で借りたお金に対する金利は約14%です。
この金利以上にお金を増やすことは、かなり難しいでしょう。
《担保がある》
担保があるかどうかで借金のリスクが大きく変わります。
担保とは、債務者が債権者に保証として差し出す物品などを指します。
もし万が一、借金を返せなくなった場合には保障として差し出した物品が差し押さえられます。
不動産購入の際は物件自体が担保として扱われます。
つまり、万が一ローンを返済できなくなった場合には物件がお金を貸した銀行に押さえられます。
残りのローンすべてが借金として残るわけではなく、物件の資産価値を差し引いた分が借金となります。
銀行側にも融資をしたお金を回収できないリスクがあるため、
融資を受ける”人”だけでなく、担保となる”物件”に価値が残るかどうかも厳しくチェックします。
担保がある場合は、残りのローンすべてが借金として残るわけではないというのを覚えておくと良いでしょう。
《回収が見込める》
借金の目的が”浪費”なのか”投資”なのか を考えることも大事です。
例えば、
・趣味や遊びのために使う
・ギャンブルに使う
これらは一般的に”浪費”と言われるお金の使い方になるため、
借りたお金以上の価値を回収するのは難しく、どんどん生活が苦しくなるでしょう。
一方で、
・計画性のある事業を行うため
・自らの価値をあげるための教育費
これらは一般的に”投資”と言われるお金の使い方になるため、
計画や強い意志を持つことで、回収する見込みは大いにあります。
不動産購入においてはプロのFPに相談しながら計画を立てることで、
回収を見込める良い借金を行うことができるでしょう。
不動産投資のための借金(ローン)は悪いものではないですが、高価な買い物になるため注意が必要です。
不動産の営業は金融の業界の中でも嘘が多い世界だと言われています。
『正直不動産』というマンガは不動産業界の闇を赤裸々に書かれているため
不動産投資などに興味がある方にはお勧めです。
不動産の営業マンがよく使う営業トークとして、
・「生命保険の代わりになります」
・「税金対策になります」
というメリットを語るケースがあります。
これは間違いではないかもしれませんが、そのまま受け入れるのは危険です。
不動産投資を始める場合は、しっかりと勉強をして購入をしましょう!