
株価指数にはどんなものがある? パート4~新興国株~
インデックス型投資信託の値動きの指標となる株価指数。
3日目の今日は、新興国の株に投資をする「MSCI EMERGING MARKETS インデックス」を紹介します✨
・MSCI EMERGING MARKETS インデックス(24ヵ国、846社)
MSCI EMERGING MARKETS インデックスは、高い経済成長率を誇る新興国株式市場の動向を表す株価指数です。
中国や台湾、インドなどのアジア新興国を中心に、ブラジル、ロシアなどを含む計24ヵ国以上の株式、846銘柄の株式から構成されている、※時価総額加重平均型の株価指数です。
※時価総額加重平均型
株価指数を計算する際に、組み入れ銘柄の時価総額合計を基準となる時点での時価総額合計で除して求める計算方法のことです。
国別の構成比では、市場規模の大きい順に、
中国(26.34%)
韓国(15.0%)
台湾(13.1%)
インド(9.0%)
ブラジル(7.7%)
その他(28.9%)
となっており、中国・韓国・インドなどアジアの新興大国の比率が高い点が特徴です。アジア以外では、資源等に強みをもっているブラジルの割合が高くなっています。
また、業種別では新興国市場ということもあり、金融・情報通信・消費者サービス等の比率が高いということも特徴です。
同じ新興国の株式市場に投資する株価指数として、「FTSE・エマージング・インデックス」というものがあります。
このFTSE・エマージング・インデックスの投資対象国には韓国が含まれていないことが大きな違いです。(FTSE社では、韓国は先進国扱いのため)
「新興国の高い成長率の恩恵にあやかりたい」
「多少リスクが大きくても、積立投資のメリットを最大限活かしたい」
という方はMSCI EMERGING MARKETS インデックスに連動する投資信託に投資をするといいですね(^-^)