
人生を豊かにするための投資
「お金持ちになりたい」
誰しもが一度は思ったことがあると思います。
このお金持ちになるための重要なキーワードのひとつに「投資」というものがあります。
お金持ちはほぼ例外なく何らかの形で投資を行い、自身の資産を何倍、あるいは何十倍にも増やしています。
しかし、投資と聞くと「怪しい、危ない」とか「そんなお金なんてない」等といったネガティブなイメージを抱く方も多いと思います。
投資というと、多くの人は株や不動産を思い浮かべるかもしれませんが、ここでいう投資とは、例えばお金持ちになるためのスキルを磨くための支出は自身への投資として考えることができます。
そこで、本日は人生を豊かにするために必要な投資について考えてみたいと思います。
◼️お金持ちに「貯蓄好き」はいない
日本人は基本的に貯蓄好きだといわれています。
しかし、お金持ちになった人で貯蓄好きという人はまずいません。
その理由は、ただ貯蓄ばかりしていては、小さなお金を作ることはできても、より大きなお金を作ることができないからです。お金持ちの人は、貯蓄して蓄えた資金をより多くのお金を生み出す「資産」に投資をするので、結果的により大きなお金を作れるようになっていきます。
しかし、貯蓄好きな人はただお金を貯めることを目標としているので、そのお金を適切に使うことができません。
何かでお金を使うときには自分で貯めたお金を取り崩すことしか選択肢がなく、いつまでたってもお金が増えることはありません。
もし、貯蓄だけでお金持ちになろうと考えて1億円を作ろうと思ったとします。頑張って1年間で200万円を貯蓄できたとしても、1億円貯めるまでにはなんと50年もかかってしまいます。
そして、その間に恐ろしい現実が待ち構えています。それが、インフレと呼ばれる現象です。
◼️貯蓄の見えない罠、インフレリスク
インフレとは、物価が上昇することで、今持っているお金の価値が下がっていく現象のことをいいます。
わかりやすく言うと、今100万円を持っていたとしても、30年後にはその100万円で買えるモノは今よりも少なくなっている可能性が高いということです。
それは、物価が上昇し、100万円というお金の価値が減ってしまうことを意味しています。
日本では長く物価が下落するデフレの状態が続いたので、多くの人が物価は上がらないと考えているのが現状です。
しかし、歴史的に見ても、また全世界的に見てもデフレが20年以上も続くことは極めて珍しいとされています。
さらに、今はアベノミクスと量的緩和策で、政府が意図的にインフレにしようとしていることからも、今後は物価が継続的に上昇すると考えられています。
◼️お金を「守る」ために投資をする
お金とは、「金額」ではなく「価値」によって成り立っています。
お金はただ持っているだけでは「金額」としては維持できていても「価値」で考えたら増えないどころか日々減り続けています。
今までの時代と大きく経済情勢が変わった今、どれだけの方がこのことに気づいているでしょうか。
どんな形であれ、投資をしないということは日々自分の資産が減っていっているということを認識しておく必要があります。
もちろん、貯蓄をすることを否定するわけではありませんが、あくまでもそれは投資に必要な額が貯まるまでの手段という位置付けで、最終的には投資という形で支出することが大切です。
自己投資でも資産への投資でも、より大きなお金を生み出すための支出はすべて投資であり、人生を豊かにするためには、投資の継続が何よりも不可欠です。