仮想通貨は悪いもの??
最近、仮想通貨は悪いニュースが続いていて「仮想通貨なんて怪しい、危ない!」と思っている方も多いのではないでしょうか?
たしかに、コインチェックのNEM流出事件があったりマネーロンダリングで使われるといった意見があったりと、ネガティブな印象が強いのは事実です。
ただ、大事なのは「本質が何か」ということです。
例えば、今回のコインチェックからの仮想通貨の流出と「3億円事件」に象徴される現金の窃盗事件の違いは、盗まれたものがどこにあるかわかるということ。
仮想通貨を支えるブロックチェーンと呼ぶ技術は、利用者が互いに取引を監視し合うことで取引記録を改ざんできないようにするのが最大の特徴です。
このため、今回流出したNEMもネット空間のどこ(アドレス)にあるかたどれているようです。
「跡が付く」という意味では、むしろマネロン対策の効果は大きいとされています。
また、流出事件に関してもあくまでもコインチェックのセキュリティ管理の仕方が問題であって、NEM自体には何も問題はありません。
ただ、その一方でアドレスの所有者が誰かわからないという点や、値動きが激しすぎて決済通貨としては使いづらいといった問題があることも事実です。
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過去、インターネットやパソコン、携帯電話、SNSの登場時にもいろいろな議論が世の中では巻き起こっていました。
しかし、上に挙げたもののいずれも社会との摩擦を経て今では当たり前のインフラになっています。
こういった視点で考えてみると、今は様々な議論がされている仮想通貨も10年後には当たり前の金融インフラになっているかもしれませんね(^-^)