保険は誰にでも必要なの?
保険には様々な種類がありますが、いつどんな種類の保険に入るかによって毎月の保険料などは大きく異なってきます。
日本人の月々の保険料の平均は約2万円程度と言われていますが、そもそも保険は入る必要はあると思いますか?そして、もし保険に入るとしたらどのようにしたら効率良く保険に入ることができるのでしょうか。
本日は保険は誰でも入る必要があるものなのかということと、効率の良い保険に加入する方法について考えてみたいと思います。
■保険は誰でも必要か
日本人は心配性な国民性ということもあって世界で一番保険加入率が高いというデータがあります。
生命保険文化センターの「生命保険に関する全国実態調査」のデータでは、生命保険に加入している世帯は全体の89.2%、その中での医療保険(・特約)の世帯加入率は91.7%に達しているそうです。
つまり、およそ5世帯に4世帯の割合で生命保険に入っているということになります。
当たり前のように入っている保険ですが、実は世の中には保険がいらない属性の人がいます。
皆さんはどんな人だと思いますか?
正解は「お金持ち」です。
そもそも、保険は「万が一の事態が起こった際に金銭的な不安を和らげるために入るもの」です。
これはつまり、万が一の事態が起こっても金銭的に困らない方であれば保険に入る必要はないということです。
「若いうちは保険はいらない」と考える方がいらっしゃいますが、私はこれは間違いだと思います。お金がない若いうちは万が一の事態に備えて保険に入っておいて、必要なくなったら保険をやめるのが正解だと思います。
■効率の良い保険の入り方
では実際、保険に入る必要がある方が効率よく保険に入るためにはどうしたら良いのでしょうか。
まずは若いうちに入ることです。若いうちの方が保険料が安く、病気などで加入できない可能性も低いので、入りたい保険があったら若いうちにベースになる保険は作ってしまった方が良いと思います。
特にずっと入っていても良さそうな終身医療保険、終身がん保険などは、健康で若いうちに加入しておくことを強くおすすめします。
また、最近の保険商品の中には加入時の健康状態によって保険料が変わるものもあるため、普段から健康に対する意識を高めておくことも大切です。
■十分な資産は保険のかわりに
保険はあくまでも何かあった時にお金が支払われる、といった性質の商品です。前述の通り、十分な資産が手元にあれば無理して加入する必要はありません。
保険金が1,000万円もらえる保険に加入しなくても、預金口座に1,000万円があれば同じ安心が得られますよね。
ポイントは、保険に加入しながらでも、最終的には保険に入らなくても安心できるくらいの資産を作ること。
具体的には、保険は掛け捨て型で月々の保険料を安く抑えつつ、同時平行で資産形成に取り組むことで最終的に保険に入る必要がない経済基盤を作ることができます。
「保険は掛け捨て、同時に資産形成」
ライフステージごとに保険の使い方は変わりますが、特に若い方であれば基本的にはこの考え方を覚えておくと無駄なく効率よく保険に入ることができます。