
保険屋さんが絶対に言わない!
知らないと損する積立型保険の落とし穴
~資産形成~
保険は、日本人の90%の方が加入しているといわれています。
医療保険やガン保険、学資保険や年金保険等、世の中には1000種類を超える商品があるといわれています。
その中でもとりわけ人気なのは、払い込んだ掛金を貯めていくタイプのものや、外貨で運用して将来的にお金が増えて手元に戻ってくるタイプのものです。
これらの保険は、一見すると保険に加入しながら貯金や資産運用もできて、保険料が無駄にならないお得な金融商品と思う方は多いと思います。
しかし、そこには多くの落とし穴があることも事実です。
先日の流動性に続いて、本日は積立型保険のもうひとつの危険性である「資産形成」という観点で見ていきます。
◼資産形成
保険で資産形成をした場合、満期までの30年間保有したとしてもどんなに高利率な商品でも総払込金額の1.5倍までにしかなりません。
「お金が増えるならいいじゃん」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それはあくまでも、現在のお金の価値で判断をしているに過ぎません。
例えば、今後30年の間に世の中の物価が2倍になった場合、自分のお金も2倍にならなければ金額的には増えていても、お金の相対的な価値は下落していることになります。
わかりやすくいえば、今100万円で買える車は、30年後には200万円になっています。
そのなかで今の自分が持っている100万円で保険に加入して30年後にお金が増えて戻ってきても150万円にしかならず、車は買えなくなってしまいます。
お金は「金額」ではなく「価値」が大事なのですが、このことに気づいていない方が非常に多いのが現実です。
もちろん、この例に示した通り物価が必ず2倍になるとは限りません。
しかし、今後何十年という期間で見るとかなり高い確率で物価は上昇していきます。
先日の記事で解説した通り、保険でお金を貯める、増やすということは一番効率の悪い貯金、資産形成方法です。
必要最低限の分(物価上昇に勝てる分)だけお金が増えないなら、流動性の高い銀行預金を選択するべきだし、お金を必要なだけ増やすなら証券を選ぶべきです。
現在、積立型保険を契約している方は、「この商品をどういった目的で契約したのか」ということを改めて考えてみていただければと思います。
きっと、あなたの目的に合うより良い方法が見つかるはずです。
もし、自分では保険以外の良い方法がわからないという方はお気軽にご相談ください。