幸せ or お金 あなたはどっちを選ぶ?
「もっと幸せになりたい」
「もっとお金が欲しい」
私もそうですが、普段の生活の中で、このように考えたことがある人は多いと思います。
「愛(幸せ)があればお金なんていらない」という意見もありますが「何を言おうと、まずは先立つお金がないと幸せになれない」というのもまた事実。
どちらも大事なのは間違いないですが、両方を充実させることはとても難しいです。
もし仮に、自分の人生が「幸せな貧乏」と「不幸な金持ち」の2つしか選べないとしたら、あなたはどちらの人生を選びますか?
本日は、何のためにお金持ちになるのか、お金持ちになる上で大切なことを考えてみます。
■「幸せ貧乏」を選ぶ人が多数
ある調査団体が、全国の20~60代の男女1348人に、人生をどちらか一つしか選べないとしたら「幸せだけど貧乏」と「不幸だけどお金持ち」のどちらを選ぶか。という調査を実施しました。
その結果、「幸せだけど貧乏」と答えた人が66.4%、「不幸だけど金持ち」の人が33.6%となりました。
不幸であっても金持ちが良いと考える人も3割以上いたことは驚きですが、お金よりも幸せでありたいと考える人はその2倍の6割を超えています。
この結果から、多くの方はお金よりも心の幸福度の方が大切だと考えていることがわかります。
■社会人になるとお金が大事?
しかし、とは言っても先立つお金がないと幸せになれないというのもまた事実。
職業別で見てみると、学生で「幸せだけど貧乏」を選んだ割合が78.9%なのに対して、会社員では64.1%。
その差は約14ポイントにも及んでいます。
学生のうちは、「貧乏でも幸せだったらいい」と考えていられる余裕があっても、いざ自分が社会人になると、世の中の現実を知って自分の力でお金を稼ぐ大変さを知る人が増えていくことが原因なのかもしれません。
ちなみに、自分が「恋愛体質だ」と思っている人の中で「幸せだけど貧乏」を選んだ人の割合は71.4%で、「恋愛体質ではない」人よりも7ポイントも高いという結果になりました。
「愛があればお金はいらない」の言葉通り、恋愛にはまってしまいやすい人は、愛する人と一緒にいて幸せであればそれだけで満足でき、お金に関しては貧乏でもいいと思う傾向にあるのかもしれません。
◼️「お金」よりも「幸せ」
この調査の結果から、「幸せになる」ことは、「お金持ちになる」ことより大切だと考える人が多いということがわかりました。
年収が高い人は、仕事が忙しく、責任の大きな仕事も多いため、プライベートな時間がなかったり、ストレスをためていたりする場合もあるかもしれません。
また、経済力がある国よりも、例えばブータンのような新興国の方が幸福度が高いという場合もあります。
こういったことからも、お金の豊かさと心の豊かさは比例しないということがわかります。
そもそも、お金は使うためにあるもの。最初のうちは自分のためにお金を使って欲しいものを買ったり、美味しい食事をしたりして、幸せな気分を味わうためにお金を使う。そして、最終的には誰かを喜ばせるためにお金を使えるようになると、お金も心も豊かになることができるかもしれません。
お金持ちになることは前提として、その上でお金をどう使っていくかということまで考えることが大切です。