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株価下落時の2つの対応策

本日は、株式投資に関わるお話です。

 

投資を行っていると、急な資産価値の下落に見舞われることがあります。

株で言えば、リーマンショック時のようにたった1日で大きく値を下げることもありますし、最近では米中の貿易摩擦の問題などで株価が安定しない相場が続いています。

 

リーマンショックから10年が経った今、世界的に景気回復が鈍化してきていることから近いうちに次の経済ショックが来るのではないか、と予想する方もいらっしゃいます。

 

そこで、本日は株式投資において価格が下落した時にどのような対応をすれば良いのか、2つの方法を考えてみます。

 

■損切りのラインを決めておく

 

対応策の1つめが、あらかじめいくらまでは損失を許容できるかを考えておき、損切りの設定をしておくということです。

株式の売買ではいくらまで下がったら売却する、といった設定ができますので、あらかじめその設定をやっておくことで想定以上の損失を被ることはなくなります。

 

特に自分の資金を多く投入しており、損失の額に耐えられない、という状況になり得る方であれば損切りの設定はやっておいた方が良いでしょう。
また株式以外のFXや先物、オプションなどに関しては損切り設定は必須です。これらの資産は価格が激しく動く特徴があり、あっという間に大きな損失を被ることがあるので注意が必要です。

 

■下落しても放置しておく

 

 

対応策の2つめが、価格が下落しても放置しておくという方法です。

これは優良な株式に投資をしていて将来的に値上がりが期待できるという場合や、経済的に成長している国の指数(インデックス)に投資している場合に限られますが、過去を見る限りでは有効な戦略の1つです。

 

そもそも株価というのは、基本的には上昇していくものです。上場している会社というのは、毎年利益を出しながら成長していかなければなりません。利益をずっと出すことができずに債務超過になれば、上場廃止になることもあり得るからです。 

 

利益を出し続けるということは、その利益は株主に配当や企業価値(株価)上昇という形で還元されることになります。そのため、一時的な変動はあっても基本的には株価というのは長期で見れば右肩上がりになるようにできています。

一時的な下落に動揺して割安な価格で売却してしまうより、そのまま価格が上がるまでじっと待っていた方が良い場合もあります。

 

■自分の投資スタイルを確立する

 

 

株価が下落したときの対応策として、損切りと放置の2つがあることをお伝えしました。
さらに、アグレッシブな方でしたら放置の応用で割安になった株式を買い増すという対応策も考えられます。

 

ただし、日経平均株価のように、ピーク時の株価を30年近く更新できていない指数もありますので、放置する場合には「優良な株式」「成長国の指数」というのは意識する必要があります。

 

いずれにせよ、投資している資産の価格が下落したときに動揺して冷静に判断ができなくなるということがないように、自分の投資スタイルを確立しておくことは大切です。いざというときに自分だったらどうするか、日頃から考えておくようにしましょう。

 

 

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