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消費税増税前に考えるお金の対策

以前からほぼ決まっていたことではありましたが、来年10月から消費税が10%になることが改めて発表されました。

 

消費税増税が行われると、単純に物の値段が高くなるというのは誰もがイメージすることだと思いますが、実はそれ以外にも私たちにとって大切なあるものが価値を失ってしまうことにもなってしまいます。

 

その大切なあるものとは一体なんなのか。そして増税・インフレ時代に私たちはどのような対策が必要なのか。

本日は、消費税増税前からしておきたい対策について考えてみます。

 

■生活への影響は

 

 

来年の10月に消費税が10%になることで、消費税導入から見てみると3度目の増税ということになります。

現在の8%から見ると2%の増税ですが、ほとんどの人にとっては生活に与える影響は大きいのではないでしょうか。

 

モノの値段が無条件で2%上がるのに対して、私たちの給料は2%上がるということはありません。
さらに、銀行に置いてある預金も消費税増税の分だけお金が増えれば良いのですが、通常の銀行預金で2%も増えるものはありません。

 

これまでも毎年社会保険料が値上がりするなど、手取りのお金が減ることは数多くありましたが、今回の消費税増税はモノを買うときに必要なお金が2%増えることになるので、直接的に生活を圧迫する要因になります。

 

このことは、今手元にある大切なあるものの価値が減ってしまうことにもなります。

 

■お金の価値が減っていく

 

 

その大切なあるものとは、お金です。
一般的にお金の価値の減少は、インフレ(物価の上昇)によって起こります。

同じ1万円が手元にあっても、100円のジュースは100本買えますが、101円へと値段が上がれば99本しか買えなくなります。

同じお金があっても手に入るモノが減るため、インフレはお金の価値を下げていることになるのです。

 

一言でいうと、今の1万円と10年後の1万円は価値が違っていて、同じ1万円でも買えるモノが違うということです。

 

お金とは、その価値によって他のモノやサービスと交換できるという役割があります。また、お金は人々がそのものに価値があると信じているからこそ成り立っています。

その事を考えると、お金は金額ではなく、価値が重要ということがわかります。

 

そして、消費税の増税は直接的にモノの値段を上昇させることになります。

今回の増税決定により、来年の10月からモノを買うときに2%消費税を追加で払うことになるので、確実に2%はお金の価値が減ることになるわけです。
今銀行にある100万円の預金は、無条件で98万円に減るというイメージです。

 

これだけでも私たちに与えるインパクトは大きいですが、有識者の方々の話では「今の日本の経済状態では、最低でも消費税を15%まで上げなければ今の社会保障制度は維持できない」と言われているなど、今後も増税や社会保障費の負担増、インフレによって私たちのお金の価値が減るということはまず避けられないでしょう。

 

■インフレ・増税時代のお金の対策

 

 

これからの日本で生きていくためには、適切な対策を取ることが必要不可欠です。では、その対策とはどのようなことが考えられるでしょうか?

 

多くの方は、節約や収入を上げるということを思いつくかもしれません。

これらの対策も大切ではありますが、節約には限界があり、収入を上げるにしても会社員の方が大きく収入を上げるのは難しいでしょう。

さらに、収入を上げれば上げた分だけ税金も高くなってしまうため、どちらにしても効率の良い対策とは言えません。

 

効率の良い手段としては、資産形成ということになると思います。以前から資産形成に取り組んでいるという方は、こうした増税やインフレに伴ってお金の価値が減少するということを見越した上で、自分の大切なお金を守るために資産形成に取り組んでいるという方が多くいらっしゃいます。

 

実際多くの資産形成の手段というのは、インフレに勝てることを過去の歴史は証明しています。特に不動産や株式といった資産は、インフレ率よりも高い利益を手元にもたらしてくれることで知られています。

 

気づいた人から先に行動し、対策をしています。
今回の増税をただ嘆くのではなく、確実にやってくる未来に備えて自分に何ができるかを考え、行動していくことが大切なのではないでしょうか。

 

 

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