ONE QUEST

『教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく』
〜 ベンジャミン・フランクリン 〜

  1. HOME
  2. これからの時代の新常識『ESG』

これからの時代の新常識『ESG』

おはようございます。

株式会社ワンクエストの竹澤です。
最近、新聞やニュースなどでよく取り上げられている「ESG」という言葉をご存知でしょうか。
本日はその内容や取り組みについてご紹介します。

ESG?エッグサンドグランデの略かしら??
まいちゃん
まいちゃん

ESGとは

ESGとは、Environment(環境)Social(社会)Governance(企業統治)の頭文字をとった言葉です。企業の活動を評価する際の軸の一つとして最近使われるようになってきました。

従来は財務諸表やキャッシュフローなど、定量的な数字から企業を評価する方法が主でした。しかし、今日は企業の長期的な成長のためには、ESGが示す3つの観点が必要だという考え方が世界的に広まってきています。
この考え方の登場によって、企業の二酸化炭素排出量やワークライフバランスへの取り組み方、経営陣の汚職有無などから企業を評価するという考え方が一般的になりました。


ニュートンコンサルティングより

具体的な取り組み

日本企業でESGへの取り組みが評価されている企業としては、マルイが挙げられます。マルイは顧客から回収した衣服をアフリカに寄贈したり、再販売して得た利益を東日本大震災の復興のために寄付したりといった環境、社会に配慮した活動をしています。

また、損保ジャパンの親会社であるSOMPOホールディングスも「天候インデックス保険※」や植林活動への取り組みがESGの観点から高く評価されています。
※干ばつ被害に伴う収入保障を補填する保険

今後の潮流

以前は、社会や環境を意識した投資は財務的なリターンが低く、有効な投資手法ではないとの考えが常識でした。しかし、昨今、社会や環境を意識した投資は、同時に財務リターンも高く、また投資リスクが小さいという実証研究が大学研究者や金融機関実務者から発表されるようになりました。

その流れを受けて、ブラックロックが運用するESG関連の米国株上場投資信託に、2020年4月~6月で24憶ドルの資金が流入しています。
日本国内に目を移しても、アセットマネジメントOneが2020年7月に運用開始したESG投信に新規設定額歴代2位の3800億円の資金が集まるなど、投資家からの注目度の高さがうかがわれます。

みなさんも企業の取り組みを評価する際は、ESGという観点も注視してみてはいかがでしょうか。

※本記事はESG投資やESG関連投資信託の購入を推奨するものではありません。

関連記事