ONE QUEST

『教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく』
〜 ベンジャミン・フランクリン 〜

  1. HOME
  2. 最近のバズワード、’ジョブ型雇用’とは

最近のバズワード、’ジョブ型雇用’とは

まいちゃん
まいちゃん
うーん、、

まいちゃん、どうしたの

まいちゃん
まいちゃん
新聞を読んでいたら、「ジョブ型雇用」って言葉が出てくるんですが、これってなにかわからなくて、、

それじゃあ今日は日本の雇用制度の今昔について学ぼうか。

今の日本の雇用制度

現在の日本はメンバーシップ型雇用をとっており、新卒一括採用年功序列終身雇用が特徴となっています。

新卒として入社し、数年単位で部署異動(ジョブローテーション)を繰り返しながら全社的な視点や経験を養い、管理職へと昇進していき定年まで勤めるというのが一般的な日本企業の多くに見られる働き方です。

個人の経験やスキルはそこまで求められず「人に仕事をつける」という考え方に特徴があります。

 

ジョブ型雇用とは

ジョブ型雇用とは、各企業が会社における各職務の内容(ジョブ)を職務記述書(ジョブディスクリプション)にて明記し、その内容に基づいて必要な人材を採用・契約する制度です。(COMPANYより)

ジョブ型雇用ではこの「ジョブディスクリプション」に記載されている業務を行うことが求められます。逆に記載のない業務については行う必要がありません。昇進や評価もこの「ジョブディスクリプション」に基づいて行われます。

例えば同じ部署のAさんがいくら忙しそうでも手伝う必要はなく、手伝うと「人の業務を奪っている」とされるケースもあるようです。
とはいえ、成果主義と直接結びつく訳ではなく、あくまで業務内容が明確に定義されていることに特徴があります。

 

どちらが良いか

ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用のざっくりとした比較は以下になります。

COMPANYより)

結論、その人の価値観や仕事ぶりにより一概にこちらが良いといえるものではありません。自分の専門分野をさらに深めていきたい方はジョブ型雇用、社内の様々な業務に関わって知見を広げていきたい方にとってはメンバーシップ型雇用が合っていると言える程度でしょうか。

 

今後の展望

現在、日本の企業でメンバーシップ型からジョブ型雇用へ転換する動きがあります。実際に日立製作所や富士通といった企業がジョブディスクリプションの作成、ジョブ型雇用への転換を発表しています。

コロナ禍で一気に進んだテレワークが収束後なくなるとは考えにくいです。時間や場所にとらわれない働き方がスタンダードになると、日本企業でもジョブ型雇用の導入が一層進むのではないでしょうか。

 

本日は以上となります。今日も最高の一日にしましょう!

 

 

関連記事