
最近話題のNFTとは?
みなさん、こんにちは。
株式会社ワンクエストで仮想通貨コンサルタントとして所属している俣野です。
NFTとは、先にもお伝えした通り、「Non-Fungible Token(ノンファンジブルトークン)」の略称で、日本語にすると非代替トークンとなります。
非代替トークンで何が出来るようになるか。
それは、デジタル資産の所有権をブロックチェーン上で主張することが出来るようになります。
いまいちイメージがしづらい方に想像して欲しいのは、あなたが好きなアーティストやアイドルのグッズの中でもとりわけ希少な物について、所有権を全世界に向けて主張できると考えてみてください。
それが、ブロックチェーン上で正当に所有権を主張できるようになるというお話です。
世界では既にNFT上で取引が頻繁に行われています。
どんな取引が行われているのか、いくつか事例を紹介させていただきます。
まずは、皆さんにはなじみがないと想定されますが最近の事例です・・・
24×24ピクセルで構成されているのデジタルアートの取引がNFTで行われているのですが、2021年3月時点での取引額はなんと7,500,00ドル、日本円にして8億円前後の価格で取引されました。
Someone just bought CryptoPunk NFT for $7.5M. The CryptoPunks are 10,000 uniquely generated characters(24×24 pixel images), created in 2017. Originally, they could be claimed for free by anybody with an Ethereum wallet. https://t.co/Vmgf8Wst9E pic.twitter.com/BITELrxz9i
— ICO Analytics #StandWithUkraine 🇺🇦 (@ICO_Analytics) March 11, 2021
実はこちらのデジタルアートは最初の発行は無料で、その後取引を経て今回の価格まで跳ね上がりました。
続いての事例ですが、SNSで使っている方は多いであろうTwitter創業者の初めてのつぶやきに、110,000ドルの価値がつきました。
Twitter創業者が自身の初めてのツイートをETHで販売しだした。 https://t.co/HQpnsKS0Ac pic.twitter.com/bF71MnAawi
— yosui (@y0su1) March 6, 2021
最後にご紹介する事例は皆さんもご存知かもしれません。
SKE48のトレーディングカードをNFT上に実現しているのです。
\🎉販売開始のお知らせ🎉/
SKE48 2021年度「新成人メンバーの晴れ着シリーズ」全9種が #NFTトレカ で新発売!
晴れ着シリーズは2月2日(火)23:59までの期間限定販売です♬
購入はコチラから⇒https://t.co/xsLXbusJqs pic.twitter.com/NJIHK0XYPC— 【公式】NFTexオフィシャルアカウント (@nftex_PR) January 27, 2021
さて、NFTによってブロックチェーン上で所有権を主張できるようになることで、色々な分野に活用できそう。というのは少しイメージいただけたのではないかと思います。
ご紹介した話だけでもこれだけの価値が生まれるということは、NFTは日本のある文化とも相性がいいと考えています。
それは、漫画やアニメ、ゲームなどのサブカルチャーです。
こちらは、2020年の調査結果から数値をお借りしたのですが、日本のサブカルチャーに興味があると回答している方が一定数は存在します。
他の国のサブカルチャーでここまで興味を持っているものはそう多くないのではないかと考えています。
とはいえ中々日本の中では話が出てこないだろうな・・・と思っていたのですが、週刊少年ジャンプを発刊している集英社でNFTを使った取り組みが始まりました。
SHUEISHA MANGA-ART HERITAGE(SMAH)
人気漫画である「ONE PIECE」、「ベルサイユのばら」、「イノサン」の3作品から出品予定となっています。
スタートバーン株式会社のサービス説明としては、SMAHから引用させていただきます
「Startbahn Cert.」は、スタートバーン株式会社が開発・運営する証明書発行サービスです。アート作品のあらゆる履歴を、ブロックチェーン上に安全に記録・管理することができます。
作品同封のICタグシールをお手元のスマートフォンでスキャンすることで、ブロックチェーンに記録された作品の証明書情報を閲覧でき、自分が作品の所有者であることを証明可能になります。
デジタルアートではなく本物の絵ですが、ICタグにてブロックチェーン上で記録を行い、所有権を証明するという中々面白い取り組みです。
本記事の公開時点ではどの作品も抽選申し込み受付期間のため、これらの作品が大好きだったり価値がつくかもしれない、と感じた方は応募してみても良いかもしれませんね。
他にもゲーム分野で言えば、マインクラフトなどの有名なゲームにも採用が見込まれています。
(ゲーム会社の採用も増えていくと想定しています。)
しかしながら、日本は様々な技術において先に構想していたにもかかわらず、他の国に後から追い抜かされてしまい失敗していることが多いです。
ただ、事例で出したようなサブカルチャー観点では、日本の文化である漫画・アニメなどを前面に打ち出しているものは少ないです。
日本政府や企業の取り組み次第では、まだまだ世界に向けて打ち出せる技術だと考えています。
海賊版などの問題も定期的に取り沙汰されていたりしますが、このあたりも同時に解決できると思うので、世界標準を目指して欲しいですね。
今度、CoincheckでもNFTマーケットを構築する話が出ていました。
アート作品の出品や購入ができるようになる予定なので、もし興味がある方はCoincheckのアカウントを作成しておきましょう!
(私個人としては、ずっと話していた方々は既に口座開設していると信じておりますが・・・笑)
もちろん、購入には暗号資産が必要となるはずなので、合わせてビットコインなどを購入してみましょう!
※本記事はなるべく事実に即した内容を記載するように心掛けておりますが、間違っている情報を掲載することもございます。
本記事の内容にて何かしらの損失を被った場合でも、保証等を行うことはできかねますので予めご了承ください。