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『教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく』
〜 ベンジャミン・フランクリン 〜

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お金持ちほど、海外に資産を持つ理由は

FP(ファイナンシャルプランナー)の仕事をしてたくさんの方のお金の相談を受けていると気づくことがあります。

 

それは、富裕層の方や、お金持ちではなくても若いうちからしっかり将来を見据えて資産形成に取り組みたいという方ほど、海外に資産を持つことを真剣に検討しているということです。

 

普段、お金のことを学んでいない人からすると「投資というだけで怖いのに、海外投資なんて怪しすぎる」と思うかもしれません。

しかし、お金持ちになりたい、或いは長期にわたって資産形成に取り組む場合は海外に資産を持つことは必須です。

 

 

では一体、海外に資産を持つことにはどのような意味があるのでしょうか。
本日は、海外に資産を持つということについて考えてみたいと思います。

 

◼日本のみに資産があるというリスク

 

 

海外に資産を持つ、というと「私には関係ない」と思う方も多いかもしれません。

しかし、冒頭にも述べた通り、お金持ちになりたかったり長期で安定的に資産を築いていく場合には海外に資産を持つことが必須になってきます。

 

実際に、お金持ちであればあるほど、海外に資産を持つことに積極的に取り組んでいるのが実情です。
周りにお金持ちがいないという方でも、お金持ちは日本の銀行に一生懸命貯金しているわけではなく、国内外含め、積極的に投資をしているというイメージはできると思います。

となれば、私たちもお金持ちになりたければ海外に資産を持つことが必要ということが考えられます。

 

では、実際にお金持ちの方はどのような考えで海外に資産を持つことを重視しているのでしょうか。
多くの方は日本が今後ゆるやかに衰退していくのはほぼ間違いないため、そこにだけ資産を置いておくのは非常に危険性が高いということから海外への投資を行っているようです。

 

たしかに、日本は多くの国債を発行していて、国としては巨額の借金を抱えています。その借金の多さは断トツで世界一と言われています。

人口もすでに減り始めていて、2050年前後には日本の総人口は1億人を切るとも言われています。
さらに少子高齢化が加速することにより、将来的に十分な社会保障が受けられない可能性も非常に高いです。

 

お金について知れば知るほど、今後の経済見通しが厳しい日本だけに自分の資産すべてを置いておくというのは非常に危険だということがわかります。

 

◼海外に資産を持つメリットは

 

海外に資産を持つメリットは、主に以下のようなことが挙げられます。

 

・外貨資産を持てる
・日本にない良い商品を買える
・カントリーリスクに備えられる

 

日本に住んでいると、外貨を持つ必要性を感じることは少ないかもしれません。

しかし、対外的に見ると、外貨を持つことで日本円の価値が下がっても外貨の価値が下がらなければ資産全体の価値を保全することが可能です。

つまり、円安や円高の影響を受けることなく常に自分の資産価値を一定に保つことができるようになります。

これは特に、海外で生活をしたり海外旅行に行く人、輸入品をよく買う方等はこの感覚を持つことが非常に大切です。

 

また、日本では取り扱いがないような良い商品が存在しているのも海外のメリットと言えます。

日本では低金利が当たり前ですが、世界的に見ると金利が高い国はたくさんあるし、日本より金融が整備され、金融の質が高い国がほとんどです。
そうした国の商品の方が優れていることは言うまでもありません。

 

そして何より、日本という国のリスクを避ける、つまりカントリーリスクを避けることができるのが、お金持ちの方が最も重要視するメリットのようです。

 

◼これから資産形成をする若い人たちはどうするか

 

ここまで、お金持ちは海外に資産を置くことで様々なリスクを避けることをご紹介してきました。

 

それでは、これから資産形成をする若い人たちはどのようにしていったら良いのでしょうか。

 

誰しもができる方法としては、日本円で稼いだお金の置き場所を少しずつ海外に移していくということです。

海外への投資には、最低何千万円というお金が必要なものから、毎月数万円ずつでも海外へ投資をすることが可能なものまで幅広くあります。
今はまだ資産がないという方は、毎月のお給料から少しずつ海外へ投資をすることを始めていくのが良いでしょう。

 

「千里の道も一歩から」

 

お金持ちの考え方をヒントにしながら、少しずつお金を育てていきましょう。

 

 

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