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独立系FP(お金の先生)という生き方

独立系FPに転職したい!求人はあるの?

未経験から独立系FP(ファイナンシャルプランナー)を育成するワンクエスト代表の井 章弥です。
今回は「独立系FPに転職したい!求人はあるの?」というテーマで解説していきます。

2020年代から日本でも金融教育が普及し、それに伴い独立系FPの仕事に興味を持つ人も増えてきました。一方で、いざ「独立系FPに転職したい」と思っても、具体的な求人状況や転職の方法がイメージできない方も少なくないのではないでしょうか?
独立系FPの中にも様々な働き方がありますが、転職=正社員雇用として求人があるのかについて書いていきます。

正社員雇用を募集している求人はある。ただし、、

結論として、独立系FPとしての正社員求人は一部存在しますが、ネットで掲載されている求人数はごく僅かで、日本国内でも3社ほどしか見当たりません。特に未経験から独立系FPへの転職はかなり難しいでしょう。
求人数が少ない背景としては、FP業界はフリーランスの文化が根強いことが挙げられます。企業側としては「売上を作れるかわからない人を雇用したくない」という意向が強く、独立系FPとして働きたいという人は「会社に縛られたくない」と思っている人が多いため、フリーランスとして業務委託契約を結んで働く人が多いです。

正社員はノルマが厳しい

ごく僅かな正社員の求人募集をしている案件は実際どうなのでしょうか?独立系FP歴9年の僕が思うには、募集要項に「ノルマなし!新規開拓は不要!」と書かれていても、実際にはそれなりに厳しい環境である可能性が高いです。会社が集客したものに対して、ノルマなしのような緩い環境で固定給を支払えるほどビジネスは甘くないからです。
正社員雇用前の試用期間で実力が試され、よほど高い成績を出さない限り正社員として採用されることは難しいでしょう。逆に、正社員雇用されるレベルの実力があるのであれば、むしろ最初からフリーランスとして活動する方が人間関係のしがらみに捉われることなく効率よく働けるでしょう。

未経験から独立系FPを目指す場合は

正社員雇用が難しくても、独立系FPとしてのキャリアを始めることは可能です。未経験の人が独立系FPを目指す場合は「副業から始める」ことがおすすめです。未経験から無理に転職や独立を目指すと、失敗する人がほとんどです。少なくとも一時的には金銭面で苦労し、他人のお金の相談に乗っている場合ではなくなります。
僕が経営する株式会社ワンクエストでは、副業から独立系FPのキャリアを始めて、今では本業として活躍する人がたくさん在籍しています。そして、僕自身や共同創業者も副業から独立系FPの仕事を始めて、2年後には独立系FP事務所を起業するに至りました。

独立系FPの仕事は時代に求められている!

日本では独立系FPの仕事がまだあまり認知されていませんが、欧米をはじめ他国では医師や弁護士と同等にFPの仕事は一目置かれていて、社会的にもニーズの高い職業です。日本では金融教育が普及している一方で「投資をしたいけど何をすれば良いのかわからない」という人が多く、独立系FPへの相談件数が年々増えています。独立系FPとして稼いでいくには幅広い金融知識を身に着けたり、マーケティング等のビジネスに対する理解も深めていく必要がありますが、独立系FPがこれからさらに必要とされていくことは間違いありません。今のうちであれば先行者利益も狙える職業だと思います。

いかがでしたか?

僕が独立系FPとして9年間活動してきた経験をもとに『独立系FPに転職したい!求人はあるの?』について書いてみました。独立系FPの働き方について興味のある人は、ぜひ他の記事もご覧になってみてください。

「未経験から独立系FPを育成する講座」の新規入会者も募集しております。僕や実際に独立系FPとして活躍する先輩が相談に乗りますので、ご興味のある方はお気軽にカウンセリングフォームからお申込みください。