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独立系FP(お金の先生)という生き方

独立系FPにFP資格は必要なの?

未経験から独立系FPを育成するワンクエスト代表の井 章弥です。
今回は「独立系FPにFP資格は必要なの?」というテーマで解説していきます。

「FP資格を活かして副業を始めたい」「独立系FPの仕事をしたくてFP資格を取りたい」など、僕自身が独立系FPとして9年間の活動をする中で、FP資格についてたくさんの質問を受けてきました。僕の実体験を踏まえてFP資格の必要性について答えていきます。

FP資格は持っていた方が良い

結論、FP資格は持っていた方が独立系FPのお仕事はしやすいです。なぜならお客様に「FPの資格は持っているの?」とたまに聞かれるからです。その時に持っていないと答えると信頼を落としかねません。日本人では資格を重視する傾向にありますので..。
ただ、FP資格は免許ではないので、FP資格がなくても独立系FPとしての活動をスタートすることはできます。そのため、独立系FPの仕事をしたいと考えているけど、まだFP資格を取得していない人は先に独立系FPとしての活動をスタートするのがおすすめです。FP試験は開催頻度が少なくて取得に時間がかかりますし、実際に独立系FPの仕事を始めてから勉強する方がより効果的に知識を吸収することができます。

FP資格を持っている人は独立系FPの適正あり

独立系FPになるには「数字に苦手意識がない」というのは必須条件です。得意ではなくても良いですが、数字に対して拒絶反応が生まれる人には正直厳しい職業でしょう。
FP資格は「数字が得意」でないと取得はできないため、独立系FPの適性はあると言えます。もちろんそれ以外の能力もたくさん身につける必要はありますが、ビジネススキルや人間力は後天的に身につけることができるため、特に問題ありません。FP資格を持っている人は独立系FPとして活躍できる可能性は高いため、独立系FPの働き方について一通り調べてみることをおすすめします。

FP資格が目的になってはいけない

FP資格は独立系FPの仕事に活かせることは間違いありませんが、たまに見かける失敗事例は「資格が目的」になってしまう人のパターンです。FP1級を取得することで権威性は高まりますが、FP1級の資格を持っていても稼げていない人は数多くいます。むしろFP3級だけを取得して、コンサルティング力やマーケティング力を身につけていく人の方が稼いでいる場合が多いです。金融の基礎知識を学ぶため、そして聞かれた時に答えられるようにFP資格は持っていた方が良いですが、FP1級の取得に大量の勉強時間を割くよりもビジネスの勉強をしたり、現場経験を増やす方が稼げるようになっていくでしょう。

FP資格以外に必要なスキル

独立系FPとして活動していくうえで、資格以外に必要なスキルは4つあります。それは①1分野に偏らない幅広い金融知識、②相手の立場に立った提案力、③SNSかリアルのマーケティング力、④自分を選んでもらうための人間力です。詳しくは「独立系FPになるには何のスキルが必要?」で解説しているので、興味のある方はご覧ください。
FP資格を取得することで金融の仕組みを知ることはできますが、それをビジネスに応用できるかどうかはまた別の問題です。FP資格を保有しているのに投資のバランスが悪かったり、勿体ない保険に入っている人もよく見かけます。自分の投資のポートフォリオに絶対的な自信が持てていなかったり、安心な保険を最安値で契約できていなければ、独立系FPとして自信を持ってコンサルティングはできません。これは投資や保険だけでなく、不動産や税金に関しても言えることです。独立系FPを仕事にしていきたい場合は、資格以外の4つのスキルも必ず身につけていきましょう。

いかがでしたか?

僕が独立系FPとして9年間活動してきた経験をもとに『独立系FPにFP資格は必要なの?』について解説してみました。独立系FPの働き方について興味のある方は、ぜひ他の記事もご覧になってみてください。

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