分散投資は本当に正解?愛の一極集金投資
今宵はクリスマスイヴ。本日は早めの時間に投稿させていただきます。
投資のセミナーなどにいくと良く聞くのが「分散投資」というキーワードです。卵を一つのカゴに盛るな、ということわざが紹介されることもあり、投資対象を複数に分けることが一般的には正解と言われています。
現に私もいろんな角度から投資について学んでいますが、ある一社を除いてはすべての会社や書籍で分散投資が正解だとしていました。
しかし、実は分散投資が必ずしも正解にならないという場合があることをご存知でしょうか?
本日は、そもそも分散投資で言われる商品の分散、時間の分散にはそれぞれどのような効果が期待できるのか。そして、一極集中投資をしても良いものはどういった場合なのかということを考えてみたいと思います。
■投資商品の分散
まず分散をする意味として、値動きが異なる商品を組み合わせることで、投資の成績を安定させるという効果を狙うことがあります。
例えば、景気が悪いときは債券の価値(価格)は上がっていくことが多いですが、反対に株式の価値(株価)は下がりやすくなります。
一方で景気が良いときは、株式が上がって債券が下がると言われています。
このように値動きが異なる傾向を持つ投資商品を組み合わせることで、トータル的な値動きの大きさを少なくして安定させることができます。
また、日本円だけでなくドル建ての資産へも分散しておくことで為替の影響(円安、円高)で資産が増減しにくい状態をつくることができます。
1つの商品に固めて投資をすると、その商品がダメだったときに投資資金をほとんど失ってしまうリスクがあります。
銀行預金だけでなく、債券、株式、不動産、金などをバランスよく持つようにするといいですね。
■時間の分散
また投資商品だけでなく、投資をするタイミングをずらす時間の分散という考え方もあります。
これはある商品に投資をすることを決めた場合、一度に購入するのでなく、投資すると決めた金額を複数回に分けて投資をすることを言います。
値動きのある商品に投資する場合、自分が投資しようと思ったときが必ずしも良い投資タイミングかどうかの判断は難しいものです。どこが最高値で、どこが最安値などということは過ぎてみないとハッキリわかりません。
投資するタイミングをずらすことで高値で一度に購入することがなくなり、購入価格を平均化することができます。
有名なドルコスト平均法では、毎月などの定期的かつ継続的に一定金額の金融商品を購入することで相場の変動に関わらず購入価格を平準化することができます。その結果、大幅な損失を回避できることに繋がるので投資初心者の方にはおすすめな投資法と言えます。
■リスクを下げる分散投資
このように分散投資というのは、商品にしても時間にしてもリスクを低減させる目的で使われています。この考え方は基本的には正解だと思いますし、私自身も投資に関するご相談をいただく時はこの話をすることが多いです。
ただし、本当に一流の投資家は必ずしも分散投資をしているわけでもありません。
例えば世界三大投資家の一人であるウォーレン・バフェットは特定の銘柄への集中投資を繰り返して大きな財を築きました。自分が投資している対象を理解しつくしているのであれば、集中投資の方が資産を殖やしやすいのも事実でしょう。
バフェットの言葉で言うと、分散投資はリスクヘッジではなく「無知に対するヘッジ」なのです。
ということは、自分が知り尽くしていて「これは絶対に大丈夫」と信じることができるのであれば一極集中投資をした方が資産をより大きく育てることができるということです。
限られた資源をあるものに集中投下することで大きく育てるというのは、何もお金に関してだけでなく、世の中のすべてのことに言えると思います。
例えば、現在パートナーの方がいらっしゃる方であれば、相手の方に愛情を一極集中させることで、お互いに愛が深まりより良い関係を築くことができるのではないでしょうか。
お子さんがいらっしゃる方はお子さんに100%の愛情を注いであげることで、いつかはその愛情が大きく育って返ってくることでしょう。
今宵はクリスマスイヴ。特に今夜は自分が愛する人に愛情を一極集中投資して素敵な時間をお過ごしください。