ドイツに留学し商社を目指すも「農業」という道を選んだ私がワンクエストで活動する理由

 

こんにちは。株式会社ワンクエストでともに活動している関口真稔(マサトシ)と申します。

タイトルにもある通り、私は、大学時代 1 年間ドイツに留学し、ヨーロッパ経済と再生可能エネルギーを専攻、将来はゴリゴリの商社マンを夢みていました。

しかし、いま私は埼玉の地方で、農業をしています。
今回の記事では、「なぜ私が畑違いの農業を選んだのか?」「ワンクエストで活動する理由」についてお伝えさせていただきたいと思います。

 

■ 農業のイメージを変えたい。衰退する農業とわずかな可能性

関口家は先祖代々続く農家で、梨を栽培して60年の歴史がありました。しかし、継続することが難しくなり、長きにわたる歴史に一度ピリオドが打たれました。

私は「これでよかった」そう思っていました。小さい頃から「農業なんか絶対にやらない。」それはなぜか、汚れるし、きついし、儲からないし… 。せっかく一度の人生なのだから「もっと華やかな人生を歩みたい」と思っていたからです。

そう思って、ドイツに留学したり就職活動では大手商社をメインに選考を受けたりしていました。しかし、気付けば農業をやっていました。そのきっかけは自分でも驚くほどに単純でした。

それは、農家の平均年齢が70歳に近づいていることを知ったとき、血が騒ぐような感覚、そして使命感のような感情が芽生えたからです。多くの人にとっては「そうなんだ」という程度の事実かもしれませんが、当時の私にとっては何か心に熱いものを感じる事実であり、「自分が日本の農業を何とかしなければならない」と強く思いました。

それからは全ての就職活動を辞め、農業の世界に入り込んだ私は生涯における最終目標を立てました。自分の力で「農業のイメージを変える」。これを達成するには、小学生が卒業アルバムの将来の夢で「農家になる!」と書いてくれるような、農家に憧れる世の中を作らなければいけないと考えました。

 


トマト以外にもかぼちゃを700株栽培。地域工場と提携し廃棄する有機物を散布。栄養のある土壌にすることで、高品質な野菜が栽培を実現しています。

ところで、おもしろい話が一つあります。
昔、公務員と農家ではどちらの給料の方が高かったと思いますでしょうか?

実は、農家のほうが所得は大きかったんです。それも公務員に就職が決まると「あんな安月給の仕事についたんか!」と農家の人たちは馬鹿にしていたくらいだそうです。それが今では全くの逆です。農家を継いだり、農業を営もうとすると、みんなに「安月給できつい仕事だよね」と言われてしまいます。

これは時代と経済の流れであり、仕方のないことです。 しかし、私は「物価上昇」の観点で世の中を見て行くと、今後は公務員より農家の方が給料が多くなる可能性が高いとみています。なぜなら、食べ物は「生きる上で絶対に必要なもの」であり、社会的にも近年食の関心が急速に高まっているからです。

人間は「衣・食・住」が最も重要であり、極端に言うならば、生きる上でこれ以外はすべて不要なものです。高度経済成長期に日本経済が発展していく過程で「衣・食・住」<「娯楽・サービス」といった価値観が生まれました。ただし、時代は変わり、あらゆるもので満たされつつある現代は「衣・食・住」>「娯楽・サービス」に原点回帰されていくと思います。

そして、今、「食の娯楽」を求める人が増えてきています

農林水産の世界では「取れたてのものを、その場で加工して販売する」という6次産業化が進められ、お客さんは産地でとれた美味しいものを求めるようになってきたのです。例えば、栽培から加工、販売を一社で行う。そうすることで、ブランド化しファンを増やしていく。このビジネスモデルで成功している一つの例が塚田農場です。塚田農場は六次産業を実現している「居酒屋」ですが、このような形態は今後さらに様々なジャンルで増えていくと思います。そして、私も数年後には自社栽培のものを商品化して世に売り出していくべく動いています。

 

■ 農業の実態とあるべき姿

では現在の農業の実情はどうなのか?

実は、「食への関心が高まっている」というビックウェーブが来ているにも関わらず、農家の人たちは浜辺でぽかんと立っているような状況です。それはなぜか?私が農業経営を始めるきっかけにもなった「農家の高齢化」です。そして、みなさんも思い当たる節があるかと思いますが、農家の人は頑固で変わる意識を持ちません。これが農業が成長しない最大の理由です。

現在、民間の企業が農業に参入し始めています。これは農業が大きく変わることができるチャンスだと私は思いました。 しかし、蓋を開けてみるとその大半はうまくいっていません。なぜなら、民間企業の人たちは農業未経験であり、過去のデータも持ち合わせていないからです。民間企業が農業への進出をもたついている間に、農家の平均年齢が70歳近くになり、引退者が増えていくにつれ、空いた土地は激増していきます。

では、誰が後を継ぐのか?みなさんご存知の通り、誰もいません。農業は後継者が本当に少ない現状です。 現在、家庭菜園や農地の貸し出しなど様々な新しいサービスが出てきていますが、それはごく一部です。空き地の増加を止めるには到底至っておりません。そして、農業は始めるとなっても、自分で設備を準備し、自分で良い商品を作り、自分でマーケティングし、自分で商品を売りに出なければいけません。そんなの誰がやりたいと思いますか?

ビルを建てる場合には、土地を更地にする会社・杭を打つ会社・基礎を作る会社・建築会社・外壁工事をする会社など、様々な会社が協力しあって一つのビルを作っています。 農業も分担すれば効率よく、さらに良い商品も消費者の方々にお届けできると考えています。

そこで、私は遊休耕作地をなくすため「3 離分業型農業」の大規模農業化の事業を考え出しました。その実現に向けて、いま着々と動いています。これを話すと長くなるので、またどこかの機会でお話できればと思います。

 


アイメック農法という最新の手法で最低限の水でフルーツトマトを栽培しています。

 

■ 豊かな農業を実現するために必要なお金の知識

私が農業の世界に飛び込み、いろいろな農家さんと話していく中で気付いたことは他にもあります。

それは農家を営んでいる殆どの方が「お金について何も知らない」ということです。

日本では学校で金融教育が行われていないので、仕方のないことかもしれません。ただ、農業のような閉鎖的な環境かつ、農作物を作ることに一生懸命な農家さんが多いこの業界ではそれがより顕著に表れている印象です。大学や専門学校を卒業した農家さんはお金についてもしっかりと学んできているかと思ったら、原価計算等のお話は、大学とは関係のない外部のFP(ファイナンシャルプランナー)の方に教えていただいたと聞き、とても驚きました。大学の授業としてお金のことについて学ぶ機会はないようです。 これでは「儲かる農業」ができるはすがなく、農家をやると貧乏になるという印象がつけば小学生たちも憧れてくれません。

農家ならではの税金対策や保険、資産運用などは勉強すれば数多くありますが、それを有効活用できていないのが今の現状で、豊かな農業経営を目指す僕がこの業界を゙変えたいと思っているテーマの一つでもあります。そのような想いもあり、豊かな農業を実現するために私はワンクエストてお金について学んでいます。

 

■ ワンクエストを活用した自己実現

私が、ワンクエストで1年近く活動していて良かったと思える点が3つあります。

1.金融に関する新鮮な情報と触れ合える。
2.ビジネスマッチングもかなえてくれる。
3.新しい友達が増える。

先ほども農業とお金について述べている通り、金融はどの業界でも繋がっています。だからこそどの業界に身を置いていたとしても、常にアンテナを張ってお金についての新しい情報に触れていなければ確実に損をします。

しかし、それを個人の力で常に新しい有益な情報を探せるかと言ったら不可能なことだと思います。その点で私はワンクエストのような良質な情報が流れるコミュニティに身をおいて有益かつ実用的な情報をキャッチし上手な生き方をしていくことにしています。

さらに、このコミュニティにいることでビジネスチャンスも増えました。先日、ワンクエストで出会えた友人をきっかけに富裕層向けの広告媒体に私が作る「フルーツトマト」が掲載されました。様々な業種の方が集まるワンクエストであれば、自分の強みや、商品を売りこむルートが見つかることが多々あり、ビジネスマッチングにも利用させてもらっています。

そして、自ずと新しい友人も増えていきます。職業柄、同世代の人に会える機会があまりありません。ワンクエストでは、同世代(20~30代)で切磋琢磨しあえる仲間が多く、自分のモチベーションを高めてくれる場でもあるし、悩みを解決してくれる場でもあります。

ワンクエストで様々な活動に参加させていただく中でも、昨年訪れた香港での金融視察はとても内容が濃く、より友情が深まった生涯で忘れられない良い思い出になりました。

今後、ワンクエストのメンバーが増えていき、ビジネスマッチングのチャンスは確実に増えていくと思います。それはなぜか?この意識の高いメンバーが歳を重ねるにつれ、会社で事業を動かせる人間になっていたり、資産を多く持つ人間になったりしていくわけです。社長や会社で権力を持っている人をみると、事業を形にするのに電話一本で資金調達、売り先確保、事業成功という話は結構多くあります。

今の僕たちは会社の中でもまだ事業を動かせるほどの力を持っている人は限られていると思います。しかし、私の勝手な妄想ですが、ワンクエストは将来誰かが声を上げたとき、その事業を成功させることができる組織になるのではないかと思っています。

以上が私が、ワンクエストでともに活動している理由です。これからも共にお金と人生について考え、豊かな人生を歩んでいける仲間が増えれば嬉しいです。

 


初心者だから農業を変えられる。違った視点で農業を変える。目標に向かって日々考えて仕事しています。