ONE QUEST

『教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく』
〜 ベンジャミン・フランクリン 〜

  1. HOME
  2. 意外と知らない公的賃貸住宅~知ってるだけでもお得になる賃貸の選択肢~

意外と知らない公的賃貸住宅~知ってるだけでもお得になる賃貸の選択肢~

こんにちは!
今回は「公的賃貸住宅」についてお話しします。

皆さん、こちらのチラシ・CMを一度は見たことありますよね?

URであ~る♪
でおなじみの広告です。

この春、お引越しされた方多いと思います。
物件選び、ほんとに悩みますよね?
「会社から近いところがいいなぁ」
「オートロックは絶対にないと嫌だ」
「駅から遠いところは嫌だ」
などなど。こだわりだしたらキリがないですよね!笑
ちなみに僕は、バストイレ別とガスコンロ2口が絶対条件です笑

さて、みなさんの物件選びに、このURは頭に入っていましたか?
多分ですが、元からこの存在をしっかりと認識していて選択肢に入っていた方って少ないと思います。
大半の人は、suumoなどの情報サイト・知り合いの不動産屋さん・町の不動産屋さんに足を運び物件選びをしているでしょう。
ですが、このURも物件選びの初期段階から候補に入れておくことで、
引っ越しにかかる費用をお得にできます!
今回はその「公的賃貸住宅」というものを簡単にご説明します!

公的賃貸住宅とは?

公的賃貸住宅とは、自治体などの公的機関が運営する住宅のことを言います。
運営母体は様々ありますが、どれも公的機関が運営しているため、
手数料や礼金などで大きなメリットを受けられます。
ちなみに公的賃貸住宅の種類としては全部で7つあります

1:公社賃貸住宅
2:UR賃貸住宅
3:ケア付き高齢者住宅
4:サービス付き高齢者向け住宅
5:UR賃貸住宅
6:特定優良賃貸住宅
7:高齢者向け優良賃貸住宅

どれもいろいろな特徴があるのですが、
このコラムの読者にあいそうなところで、なかでも1・2についてお話ししたいと思います!

公社賃貸住宅・UR賃貸住宅とは?

上記でも書いた通り、公社もURも公的機関が住宅の運営をしています。
公社賃貸住宅は地方自治体が出資して設立された「住宅供給公社」というところが運営しており、
UR賃貸住宅は、「独立行政法人都市再生機構」という法人が運営を行っています。

ではこれらの住宅の特徴はどんなところでしょうか?

①礼金・仲介手数料がない
これらの物件は行政法人や自治体が直接管理をしているため、
手数料もかからず、また営利団体でもないことから礼金などもかからないため
初期費用がとても安く抑えられます。
そのほか更新料がないため、長期で済むのにもおススメです!
ただし、公社賃貸住宅に関しては、保証人を立てる必要があるため、「保証料」だけは必要となることが多いです。

よく、「礼金なし・仲介手数料なし」はぼったくりの可能性がある、
と言われますが、公的機関が運営しているためその心配はないでしょう。
家賃も相場より安いものがほとんどです!

②条件によっては賃料に優遇も
これは特にURのほうに大きいメリットですが、
行政法人として多世代のコミュニティ活性化を重要視しているため、
様々な割引プランが用意されています。
例えば、
・近居割
65歳以上の両親が同じ地区(主に町単位)に住んでいる場合、
家賃の5%が割引となります
・子育て割
新婚世帯は最大3年間、子育て世帯は最大6年間、その二つを切り替えた場合に最大9年間、
家賃の20%(上限2万5000円)をサポートしてくれます。
対象は結婚5年以内の新婚世帯、または18歳未満の子供がいる世帯。いずれも所得合計が月25.9万円以下の場合となります。
このように、住みたい方の状況に合わせたプランが備わっているのです

③同じ建物内でもリフォームにばらつきあり
URや公社の強みでも弱みでもあるところ。
それは建物の内装・設備が部屋ごとに極端に異なることです。
というのも、民営の賃貸と違い、基本契約期間や更新という概念がないため、
長く住む方はとても長く住みます。
私の知人でも、幼稚園の時から大学の時までずっと同じ場所に住んでいます。
持ち家でなくても、です!
そうなると、同じ建物でも、古いままのところもあれば、設備が全て最新、というものもあります。
オートロックなどはマンション単位でも、例えばガスコンロの設置や、IH、追い炊き機能などは、
部屋によって差があるそうです。

④築年数は古め、新築はほぼない
これは公営だからこその特徴。
公的賃貸の目的は売上・利益ではなく、
住みよいまちづくり・地方活性化等福祉的側面が強いのです。
そのため、新築で人を集客しようという概念があまりないため、
③の内容にもかかわる通り、最新の設備が整っているということは稀です。
築年数も古いところでは40年以上のものを運営していたりします。

ただ、これもメリットになりうるのが、最新設備などはなくても、
時代の波などはしっかりとくみ取られ、オートロックや宅配BOXが設置されたり、
IHに変わっていたりもするため、需要とかけ離れているということはありません。
築年数のわりに設備がしっかりしていて、なおかつ相場より安い、などもたくさんあります。

余談ですが、恵比寿にもURがありますが、
築年数が20年以上のため、
相場の価格より5万円ぐらい安いです笑
ちなみにガーデンプレイスのほぼ真横です!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
分かりやすいメリット・デメリットはこんなところでしょうか?
簡単にまとめるとこんなところです
✓家賃が相場より安い⇔その代わり築年数は古め
✓多種多様な割引プランがある
✓設備は最新ではないが、整っている。

こんなところでしょうか。
引っ越しであまり知られていない物件だったりしますが、
家賃が安かったりとメリットも豊富です。
礼金無料・手数料無料は本来注意が必要ですが、公的賃貸は問題ないので、
一度サイトなどで検索して注目してみるのもよいでしょう。
これからの引っ越しの選択肢としてぜひ見てみてはいかがでしょうか?
こういうのも知っているだけで賢い選択肢につながりますね!

以上、今週のコラムでした!

関連記事