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『教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく』
〜 ベンジャミン・フランクリン 〜

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つみたてNISAって良いものなの?

今年の1月に始まった積み立て型の少額投資非課税制度「つみたてNISA」の利用が現役層を中心に広がっているようです。

最近では書店でもつみたてNISAやiDeCo等の投資制度を紹介する書籍がたくさん並んでいる光景を目にします。

「投資ってよくわからないけど、初心者向けと聞いてなんとなく気になっている」という方も多いつみたてNISA。

本日はつみたてNISAの概要と導入背景を見ていきます。

◼金融庁が味方になってくれている

つみたてNISAのポイントは以下の通りです。

・非課税期間は20年

・買い付け方法は毎月の積み立てのみ

・非課税投資期間は年間40万円まで

・つみたてNISAは1人1口座だけ。一般NISAの併用もできない。

・投資対象は金融庁が厳選してくれた投資信託

つみたてNISAの対象商品は金融庁が定めた基準に合致した商品のみが対象になっており、手数料が高い投資信託は対象外になっています。

◼老後を見据えてこつこつと

こうした投資優遇制度を導入する背景は、今まで投資したことのない人に投資をしてもらい、世の中にお金を出回るようにするということがあります。

また、老後の対策も今までは年金で賄えたものが、今後は自分で対策を取る必要が出てきたこともこうした制度が導入された背景です。

増税、社会保障費の負担増、年金不安と様々な不安要素があるなかで勤労所得はなかなか伸びない。そのような環境の中で資産を作っていくには上手に投資を活用することが必須になってきます。

◼良くも悪くも、みんなと一緒

つみたてNISAは金融庁が商品を選んでくれていて、その中身のほとんどはインデックス投信が占めています。

ということは、良くも悪くも商品ごとの違いはあまり生じないということになります。

良くも悪くもみんなと同じ結果を求めるならつみたてNISAを活用すべきですが、みんなと横並びで大きく成功することはありません。

良くも悪くも、結果は平準化されます。

つみたてNISAを活用するか迷った際は「良くも悪くもみんなと同じ結果になる」ということを念頭におくとひとつの判断材料になるかもしれません。

※自分はどうしたら良いのか、と考えている方は個別にご相談いただければ詳しく解説、利用した方が良いかどうかお話させていただきます。

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