
サラリーマン人生を安全に生き抜く方法
日本人の多くの方は、ひとつの会社に勤めているサラリーマンという方が多いです。
「月曜から金曜まで働いて、金夜はお酒を飲んで土日はリフレッシュする」という働き方はサラリーマンの大きな特徴かもしれません。
しかし、昭和の時代に一気に広まったサラリーマンという生き方も、今の時代はリスクが高いということをご存じでしょうか?
定年までサラリーマンを続ける場合、サラリーマンとして生きる時間は一般的には40年以上にもなります。
そんな長い時間を生き抜くためには、それなりに対策を取ることが必要です。
本日は、何十年にも及ぶサラリーマン人生を賢く生き抜く考え方をお伝えしていきます。
◼「ひとつの会社の給料で生活している」=「集中投資」しているのと同じ
多くの方はひとつの会社の給料によって生計を立てていると思います。
それは悪いことではありませんが、実はそれなりにリスクもあるということに気づいている方は少ないのが現状です。
サラリーマンは、自分の時間を切り売りして会社から与えられた職務を果たし、その対価として一定の給料やボーナスを定期的にもらう職業です。
これは一見、収入が安定しているように思えますが、実は自分の将来の収入を勤務先の会社の収益に依存しているということでもあります。
副業等の他の収入源がないのであれば、ひとつの会社に勤めるということはある意味「集中投資」をしているとも言えます。
その会社で順調に出世して給料が上がっていけば、その投資は成功と言うことができ、資産を築くこともできます。
しかし、すべての人がそうなるというわけではありません。
そういったことから、ひとつの会社からもらう給料だけで生活をしたり貯蓄をするということは、実は大きなリスクを取っているとも言えるのです。
これが、例えば株式投資であれば、ダメとなればすぐ売って損切りをすることができますが、会社の場合はすぐに辞めるというわけにもいきません。
◼「お金が入る場所を複数持つ」=「分散投資」でリスク回避に繋がる
「投資の基本は分散投資」ですが、これは私たちのお金の稼ぎ方にも同じことが言えます。
前述の通り、ひとつの会社の給料に依存していては、その会社の経営が傾いた時に自分の生活費を稼ぐことができなくなることもあり得ます。
しかし、お金の入る場所(収入源)を複数持つことで、たとえひとつの収入源からお金が入らなくなってしまったとしても、他のところから入るお金で生活をすることができます。これはある意味、リスク回避にも繋がります。
その収入源を複数持つためには「副(複)業をする」「投資をする」といったような方法があります。
昔とは違い、副(複)業が認められてきている昨今、誰もが収入源を複数持つことができる時代になってきています。
◼自分だけでなく、お金にも稼いでもらう
副(複)業よりもたしかな収入源をつくる方法は、投資をすることです。投資をすることで、たとえ自分が働かなくてもお金がお金を稼いでくれる状態をつくることができます。
「投資」という話をすると、自分には縁がないとか、リスクを取るのは嫌だと感じる人も多いかもしれません。
しかし、サラリーマンとして会社に勤めていること自体、実はとても大きなリスクを取って投資をしているのです。
なぜなら、自らの稼ぐ力と時間という、人生で最大の資産をその会社に投資をしているからです。
しかし、自分がお金を稼ぐだけでは、そもそも収入を生み出す「自分」という資産がなんらかの原因で機能しなくなる(体調を崩して働けなくなる等)と、どんなに収入源を多く持っていたとしても途端にすべての収入が途絶えてしまいます。
最近はそういった事態に備える保険も出てきていますが、サラリーマンとして働いているうちに少しずつお金にも働いてもらう仕組みを作っていくことで、お金を増やしつつ万が一の事態にも備えることができます。
「投資は人生におけるリスク分散」
このことを意識して、自分の時間や能力、お金を何にどの配分で投資をするのかを考えていくことで豊かで安全な人生を築くことができます。