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『教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく』
〜 ベンジャミン・フランクリン 〜

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初心者の投資信託選びはココに注目!

NISAやiDeCoの登場で、投資信託が資産形成や運用の手段として身近になっています。

株式など他の金融商品と同様に、どの投資信託を購入するかを選ぶ際に役立つ指標があります。

本日はそれぞれの指標について見ていきます。

◼初心者の方が見るべき指標は3つ

初心者の方が見るべき指標として「リスク」「リターン」「シャープレシオ」の3つがあります。

リターン(収益率)は、ある期間にどれだけの収益(または損失)を上げたかを年率に換算して表しています。投資信託の収益には基準価格の上昇(値上がり益)と分配金の2つがあることを認識しておきましょう。

リスクとは、収益率のブレ幅のことをいい、その度合いを統計学を用いて数値化したものを「標準偏差」といいます。

◼標準偏差の意味するものは

例えば、収益率が年7%、標準偏差が10%という投資信託があったとします。

これは、収益率7%を中心として上下に10%、つまり+17%~-3%の間でぶれる可能性が高いという意味になります。

この間に収まる確率は統計学的には約68%。標準偏差の値を2倍にすると確率は95%と高くなります。

先程の投資信託の場合、収益率は95%の確率で+27%~-13%の間に収まるとされます。

◼シャープレシオの注意点

リターンをリスクで割るなどして求めるのが「シャープレシオ」です。この数値が高いほど効率よく運用したということになります。

シャープレシオで注意したいのは、分類の異なる投資信託同士を比べるのには適さないということです。例えば、国内債券ファンドと新興国株式ファンドではリスクやリターンの水準が大きく異なるからです。

ある投資信託のシャープレシオを見る場合は、分類が同じ投資信託の平均値と比べることが大切です。

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