IPO投資って儲かるの?!
おはようございます。株式会社ワンクエストの竹澤です。
本日はIPO(新規上場株式)についてご紹介します。
IPOとはInitial(最初の) Public(公開の) Offering(売り物)の略で、日本語では新規公開株式と呼ばれます。
企業が上場する際に、いきなり株を売り出すことはせず、特定の人に企業が決めた価格であらかじめ株式を購入してもらい、その後で市場で売り出す仕組みをとっています。
この『特定の人に企業が決めた価格であらかじめ株式を購入してもらう』ことをIPOを呼びます。
企業がIPOを実施するためには、JASDAQやマザーズといった証券市場への上場が認められることが必要です。
そのため、財務状況や事業の透明性などがある程度担保されており、急な倒産や資産の持ち逃げが発生するような怪しい投資案件ではありません!!
過去の実績からIPOは儲けが出やすい投資と言われます。
IPOの過去3年間実績は以下になります。
西暦 | 会社数 | 戦績 | 勝率 |
2019年 | 90社 | 77勝12負1分 | 85.6% |
2018年 | 95社 | 80勝14負1分 | 84.2% |
2017年 | 94社 | 84勝10負0分 | 89.4% |
2017年~2019年にかけて、毎年100社弱がIPOを実施し、そのうち80%以上の会社が公開価格(上場前に手に入る株価)が初値(上場日の初めにつく価格)を上回っています。つまり、投資家目線ではIPOに参加することで儲けることができているということです。
では、なぜこれほどまで勝ちやすい投資なのでしょうか。
それはIPOの性質にあります。
IPOは、『市場で売り出す前に企業が付けた株価で株を売り出す』ことです。そのため、投資家は企業の情報が不十分な段階で株式を購入するというリスクを負うことになります。
その一方、企業は確実に株式を売り切りたいという希望があります。そのため、見込み株価に対してあらかじめディスカウントを設定し、割安にしておくのです。
企業によっても異なりますが、20~40%程度のディスカウント率を設定している企業が多いようです。
IPOへ参加するには以下の3つのステップを行う必要があります。
1.証券口座を開設する
IPOは株式取引になりますので、証券口座を開設する必要があります。
ここで重要となることは、IPO株の配分がある証券会社に口座を作ることです。IPO株はあらかじめ配分が決まっているので、特定の証券会社で口座を作らないと、IPOのへの参加自体ができません。
2.参加するIPO株を決める
IPOは年間100社程度が実施しています。
その中で、その会社のIPOに参加するかを決める必要があります。事業内容や財務状況の他に、売り出し株数などを総合的に判断して参加有無を決める必要があり、投資家としての判断が問われる場面です。
3.抽選に参加する
IPO株には申し込み期間があります。その申し込み期間に抽選に申し込みを必要があります。
人気がある企業だと、倍率が数十倍~数百倍にまでなることもあるようです。
当選するかどうかは運なので、あまり神経質にならずに待つようにしましょう。
いかがだったでしょうか。
IPOについて、理解できましたでしょうか。
今どのような企業がIPOを実施しているかは、証券会社のHPや下記のサイトからご確認いただけます。
是非活用してみてください!
※IPOはいくら勝率が高いと言っても、歴とした投資です。ネットの評判だけでギャンブル的にお金を投じるのではなく、しっかりと自分自身で調査、納得した企業に対して投資するようにしましょう。