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ブロックチェーン関連企業について

みなさん、こんにちは。
株式会社ワンクエストで暗号資産コンサルタントとして所属している俣野です。

俣野
俣野
今日は暗号資産の仕組みに使われているブロックチェーンの関連企業について、触れていきたいと思います。

関連企業ってどんなところがあるんでしょうか?
まいちゃん
まいちゃん

俣野
俣野
ちょっと調べてみたら、意外と広範囲になってしまったので、個人的に気になったところを抜粋したのだけど、意外なところもピックアップできたと思うから、楽しんで読んで欲しいかな!

わかりました!
まいちゃん
まいちゃん

そもそもブロックチェーンって?

俣野
俣野
個人的には別途お伝えしている場もあるので割愛したいと思ったのですが、簡単に説明をしておきます。

ブロックチェーン技術は、分散台帳型技術と呼ばれています。
ネットワーク上の複数の参加者がそれぞれ情報が記載されている台帳を管理して相互に監視を行うことで、同じ情報を共有していく仕組みです。

ビットコインを初めとするブロックチェーン技術が登場するまでは、分散台帳型のシステムは構築できないと言われていました。
そのため、現在の企業のサービスの大半は、分散台帳型とは逆の集中台帳型となっていることが多いです。
ex) 銀行の口座サービスは、特定の企業が信用を担保に台帳を一括で管理してサービスを提供している。(代わりに情報を取得して、広告や勧誘を行うビジネスモデル)

ブロックチェーン技術はその特性から「追跡性」、「耐改ざん性」、「透明性」がハッキリとしており、特定の国や企業、団体によって管理されることなく稼働し続けることが出来るため、新しいシステムの仕組みとして注目されています。

俣野
俣野
私はその中でも特に、イーサリアムに実装されているスマートコントラクトに期待しています。

ブロックチェーン関連企業の定義

少し悩んでしまったのですが、ここでは以下の観点でピックアップしてみました。

  • ブロックチェーン技術に関して取り扱っている企業
  • 暗号資産取引所などを傘下にしている企業
  • マイニングマシンに必要な半導体を取り扱っている企業

俣野
俣野
もっと広げられる気はしましたが、いったんここまでに・・・

企業を具体的に見てみよう

弁護士ドットコム(6027)

こちらは、弁護士向けの営業支援、法律相談サイトの運営、電子契約システム「クラウドサイン」などを提供している企業です。
実は、ブロックチェーン技術に関して積極的な企業で、開発技術に強みのあるLayerXとの業務提携や、りそな銀行とのスマートコントラクトに関する実証実験などを行っています。

俣野
俣野
法律だけでなくITの側面からも提案を行えることが弁護士ドットコムの強みとも言えるでしょう。コロナ禍で更に順調のようです。

マネックスグループ(8698)

ネット証券でも大手に入る企業です。
少し前に問題が起きた後のCoincheckを傘下に収めた企業としても有名です。

Coincheckを傘下に収める際に、それなりの費用が掛かったとは思うのですが、その費用負担を感じさせない営業利益を上げている企業です。

取引所を保有しているので、ネット証券らしい速さで税制的に有利な商品などを作ってくれないかな・・・と密かに思っていたりします。

俣野
俣野
取引所が傘下にある企業は他にもCAICA(2315)やSBIホールディングス(8473)、などいくつかあります。

台湾積体電路製造股分有限公司($TSM)

こちらは、台湾セミコンダクターという海外の半導体を生産している企業です。
ブロックチェーン技術と何の関係があるかというと、マイニングマシンに使用されている半導体を生産しています。

もちろん、マイニングマシンだけでなくPCにも使用されているため、世界的にも需要が高い企業です。

俣野
俣野
実はニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場しているため、楽天証券などのネット証券でも米国株として購入することが可能です。私も値上がりを期待して何株か保有しています。

半導体に関する企業は日本株では最近少し話題のキオクシアを傘下に持つ東芝(6502)やルネサスエレクトロニクス(6723)、米国株だとインテルエヌビディアAMDなどがあるので、調べてみると面白いかもしれません。

俣野
俣野
インテルは、次世代チップの開発に大幅な遅延が起きてしまったので、株価がだいぶ下がってしまってますね・・・今後が気になるところです。

Coinbase Global Inc($COIN)

ここでどうしても取り上げたかったので無理やり追加しました。
米国で史上初の取引所の上場として話題になっている、Coinbaseです。

上場の仕方も少し変わっていて、直接上場(ダイレクトリスティング)と呼ばれる形で上場しました。
これは、新株を発行して証券会社に預け資金調達を伴う形ではないので、上場までのコストと時間を短縮することが可能です。

また、上場の際に一般的なIPOの場合はロックアップ期間が設定されており、上場直後に売却することが出来ません。しかし、ダイレクトリスティングであればロックアップ期間が存在しないため、好きなタイミングで売却することが可能となります。

なお、上場まで頑張ってくれている従業員への報酬として上場前にある程度の株式を受け取れるようにしている事が多いのですが、Coinbaseでは上場前に従業員に100株ずつ付与しているようです。

上場前の基準価額250$で約270万、上場後の現在価格で約350万になっているので、従業員だったらすごい嬉しいですね。ここから更に企業が成長すれば株価も上昇するので、従業員のモチベーションにも繋がる良い仕組みだと思います。

そんな米国初の取引所の上場ですが、投資ファンドからすれば制限がかかっているビットコインに間接的に投資できる対象として魅力的に映っているようです。コロナ禍で注目されているファンド、アーク・インベストメント・マネジメントも、テスラを一部売却しCoinbaseの購入に至っています。

懸念点としては、売り上げの大半が売買手数料であるCoinbaseは、必ずと言っていいほど暗号通貨の価格に左右されることになります。
個人的には暗号通貨を持つ人が増えて欲しいと考えておりますが、どうしても不安だという場合は関連銘柄の購入で間接的に保有するというのも方法としては悪くないと考えています。

俣野
俣野
それにしてもこの$COINもそうですが、最近ティッカーが事業を表していて何だかおしゃれなところが多いですよね。AI企業$AIとか、3Dプリンターの企業$DDDとか・・・

※例で挙げましたがティッカーがおしゃれだから購入するというのは、やめておきましょう。あくまで企業への期待や応援です。

ブロックチェーンの投資信託がある?

色々調べると世界中の関連企業に投資するのは大変なので、ETFか投資信託が無いか・・・と探してみたのですが、ちゃんとありました。
その名も「インベスコ世界ブロックチェーン株式ファンド(愛称:世カエル 世界を変える技術)」です!

俣野
俣野
楽天カード決済で購入する投資信託の枠に余りがあったので、NISA対象外ですがその分を積立設定をしてしまいましたが、これが正解かは分からず・・・笑

組入上位の国や銘柄を見ても、米国や日本が多いのであまり分散にはなっていないのですが、それ以外の地域への投資があまり出来ていないのでこれを機に広げられたらいいなという期待も少しだけあります。

積立NISAを既に始めている方は、購入している投資信託の目論見書を読んでみるとこのような構成について記載されているページがあるので、是非ともどんなところに自分が投資しているのか見て欲しいなと思います。(こちらは、世カエルの内容)

俣野
俣野
得体のしれないものに投資しているという状態をなるべく無くしたほうが納得して投資できるし、狼狽もしませんよ。

最後に

ブロックチェーンに関係する企業というのは既存企業が何らかの形で関わっていたり、新たに生まれています。今後も関連企業は増え続けるでしょうし、市場としても成長する分野と考えているため、私はこれからもブロックチェーン技術について追っていきたいと思いますし、なるべく噛み砕いてお伝えできればと考えています。

暗号資産を保有するのが怖い方でも、関連銘柄から少しずつ恩恵を受けるというのも方法としては間違っていないと思います。
(リスク許容度は人によって異なるので。)

それでも、私としてはブロックチェーン技術が凄いものだと広まって欲しいので、まだ購入したことが無い方は是非とも勇気を出して暗号資産購入して見て欲しいと考えています。この記事がブロックチェーン技術に興味を持つきっかけになれば幸いです。

※文中に出てくる企業の購入を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願い致します。

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