
5月の暗号通貨の下落について
みなさん、こんにちは。
株式会社ワンクエストで仮想通貨コンサルタントとして所属している俣野です。
The Bitcoin Crash of 2021 Compared to Past Sell-Offs ????https://t.co/8vAioH0zYK pic.twitter.com/7pK4RHQIyV
— Visual Capitalist (@VisualCap) May 19, 2021
そもそも、今回の下落の原因はなんだったのでしょうか。
大まかに2つが関係していると言われています。
・中国で暗号資産に関しての声明や言及があった
・お騒がせイーロン・マスクのTwitter
まずは中国の件です。
1回目の下落の原因はこちらですね。
内容を簡単に記載すると、中国内で金融機関や決済事業者が暗号通貨取引に関するサービスの提供を禁止する命令を発表しました。
声明の中では、「暗号通貨のように急落するような投機的な取引は、人々の資産を脅かすため禁止する」と述べているようです。
しかしながら、実社会で配布してPoCも行っているデジタル人民元の導入に向けた準備ではないかと想定されています。
中国では通貨の交換は認めていないものの、所有はまだ禁じていないため全員が売却しているわけではないのですが、それでも今後の中国の動向には要注意です。
そして、2回目の下落の原因はこちらです。
国務院金融安定発展委員会がビットコインに言及したのが初めてということで投資家たちの警戒を呼んでしまったとのことです。
ここまでくると、まだまだ調整する形だと思うので、チャートをしっかりと見て何段階かに分けて投資をするか、自分の中で納得のいくタイミングで参加したいですね。
続いて、イーロン・マスクの件ですが、こちらは先日からTwitterでいろいろ書いたことが思惑買いや思惑売りに繋がってしまっているという話です。
特に、自社の資産としてビットコインを買付したTESLA社ですが、2021年3月に導入したビットコイン決済を環境に優しくないという理由で停止しています。
Tesla & Bitcoin pic.twitter.com/YSswJmVZhP
— Elon Musk (@elonmusk) May 12, 2021
現段階のEV車も生産時の二酸化炭素排出量を考慮すると、ガソリン車と大差ないまたは多いと言われているのが現状ですが、それでも私個人としてTESLAを初めとするEV車を生産する会社を投資対象として考えていたのは、EV車もブロックチェーン技術も今後技術の進歩により既存システムが代替されることで効果が得られる、未来への投資になると考えていたからでした。
正直、ドージゴインの時からこの人の発言だけで不安定になるとは悲しい限りですが、法整備も間に合っていないため、発言の結果いくら相場が上げ下げしても罪に問われることは無いわけです。
今後もこのような発言力が強い市場参加者の声によって価値が揺らいでしまう可能性が出てきてしまいました。
短期で見ればこのようなノイズは気にしていくべきだと思いますが、長期で考えている場合は下がるタイミングが分かったところで利確、下がったタイミングで再入場をすれば良いだけです。
懸念点としては、今後は「更なるエコシステム」を探し出した結果としてETHやNEM、Solanaなどの通貨に目を付けることです。
もし保有している通貨が対象となった場合は利確も視野に入れていきましょう。
もう少し下げたうえで、その状態が長期間続くのではないかと考えています。
(数年前から今年にかけても似たような状態で低空飛行でした。。。)
ただ、これまで購入されたことが無い方は、ビットコインやイーサリアムを積立でもいいので少しずつ買ってみて欲しいなと思います。
上昇相場で購入することは、大きな流れに身を任せているので気が楽かもしれませんが、今回の下落で言えば今年の3月頃に購入した方も含み損です。
なるべく、下落相場で良いと思える位置に指値を置きつつ、少額でも可能な積立でも購入することで、何が起きても許容できる範囲の投資が出来ると考えています。
この記事が配信される数日前の5月22日はビットコインにとって記念するべき日、ビットコインピザデイでした。
何かと言うと、11年前に世界初のビットコインが決済に使用された日で、使用用途はビットコインとピザの交換で、価格は「10,000BTC」です。
私も久々に宅配ピザを楽天デリバリーで注文したのですが、キャンペーンでビットコインを少額プレゼントしてくれるようです。
取引所を保有している会社では、このようなキャンペーンを行うことが多いので、気になった方は検索してみてください。
※文中に出てくる通貨の購入を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願い致します。
