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”投資をしない”こともリスクです

竹澤さん
まいちゃん
まいちゃん

どうしたの、まいちゃん

将来のために投資をしようかと思っているんですが、投資にはリスクがあると聞いてやっぱり辞めようかと思っているんです。
まいちゃん
まいちゃん

そうなんだ。たしかに投資にはリスクがあるけど、実は”投資をしないこと”もリスクなんだ。

え、なんで投資をしないこともリスクですか??
まいちゃん
まいちゃん

リスクとは

一般的にリスクとは「危険なこと」「避けるべきこと」という意味で使われています。投資の世界では、リスクとは、リターンの振れ幅のことを表しています。
リスクが小さい金融商品と大きい金融商品の振れ幅
(日本証券協会)

つまり、「リスクが大きい」とは、「大きく収益が得られるかもしれないし、大きく損失が出るかもしれない」状態であるという意味です。
実際に株など投資を行う際は、自分の投資した金額が増えることもあれば、減ることもあるので、イメージがつきやすいかと思います。

では、そもそも投資をしなければ、このリスクは回避できるのでしょうか。
答えは「No」です。投資をしないこと自体にもリスクはあります。

では具体的に、投資をしないことでどのようなリスクがあるのでしょうか。

 

①インフレによるリスク

日本の銀行預金の金利は0.002%程度です。これでは預けた貯金はいつまでたっても増えません。

日本は国として、年間2%のインフレ(物価上昇)を目指しています。2%の物価上昇が起こると、今年100万円で購入できていたものが、1年後には102万円になります。

仮に2%のインフレが20年続くと、お金の価値は3分の2まで下がってしまいます。
つまり、インフレ時に、銀行預金のままお金を持っていると、年々お金の価値が下がってしまいます。

現金価値が目減りするイメージ図

(野村証券より)

インフレ対策として、不動産や株式など、現金以外の資産を保有することが大切です。

 

②円のみを保有するリスク

現在、「日本円」は国際的にみてもドルやユーロと並ぶ強い通貨です。
しかし日本国内で少子高齢化が進み、国としての経済力、競争力が劣ってしまう可能性が高いです。円が弱くなり、円安が進行していくと、相対的に輸入品の価格が上昇します。

GMOクリック証券

つまり、日本円のみで資産を保有していると、円安となった際に輸入品の価格が上昇してしまいます。
円安対策としては、日本円以外での資産(アメリカドルなど)を保有することが重要です。

 

まとめ

投資をすることにも、投資をしないことにもリスクはついて回ります。
そのため、リスク回避のためには自分の資産を分散させることが大切です。

投資の世界では「卵は一つの籠に盛るな」という格言があります。
投資におけるリスクをしっかりと理解し、理想のライフプランを達成しましょう。

 

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