
【新社会人必見!】持株会って得なの?入るべき?
今回も記事を読んでいただき、ありがとうございます。
株式会社ワンクエストの中塚です。
持株会とは、自分が勤めている会社の株式を買う制度です。
ただ株式を買うだけであれば証券会社を通せば購入できるのですが、さらに毎月「従業員持株会」を通して買うことが特徴です。
東京証券取引所の調査によると、上場企業の約9割が持株会制度を採用しているようです。(2019年現在)
持株会制度にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
① 奨励金で株式を安く買える
奨励金は5%~10%の会社が多く、平均で8%です。
奨励金10%の場合は、1万円積立することで会社から1,000円分の補助が出るため、
結果として11,000円分積み立てられることになります。
② ドルコスト平均法で積み立てられる
積立投資でおなじみのドルコスト平均法で積立することができます。
ドルコスト平均法とは「同じものを一度決めた額で定期的に購入する方法」です。
引用:https://selfinvest.net/2019/12/20/an-illustration-of-the-dollar-cost-averaging-method/
③ 少額から株式を購入できる
本来株式は100株単位でしか売買できませんが、
持株会を通すことによって100株未満の小口で購入ができます。
① 奨励金は複利ではない
金利には単利と複利がありますが、奨励金はあくまで単利です。
複利計算の投資商品とは性質が違いますので、「年利10%!お得!」のように混同して比較することないようにしましょう。
② 現金化に時間がかかる(流動性リスク)
総務部などの担当部署に申請書類を提出する必要があったり、
インサイダー取引に該当しないかチェックが厳しい会社もあります。
毎日売買を繰り返すような、デイトレードはできないので注意しましょう。
③ 究極の一極集中投資である
これが一番見落としがちなポイントです。
日々の給与を得ている会社に、投資をしているということは、
日々の生活と自分の資産の両方を自社に依存しているということになります。
また、株式投資の中でも一番リスクが高い、個別株投資にチャレンジしていることは忘れてはいけないでしょう。
大企業だから安心、自分の会社だけは大丈夫とは言えない世の中です。
参考までに震災前は優良株と言われていた東京電力の株価を見てみましょう。
いかがだったでしょうか?
新入社員の方はもちろん、ご自身がお勤めの会社の福利厚生制度について
あまり調べたことがない方も多いのではないでしょうか?
今回のコラムが、ご自身が加入している制度を知るキッカケになると嬉しいです(^^)♪
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