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『教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく』
〜 ベンジャミン・フランクリン 〜

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お金は動かさないと減る

「あなたの持っているお金、来年の10月に2%減ります」

 

なんて言われたら、ショックですよね。
しかし、これは事実です。
私たちが日々頑張って銀行に貯めているお金や毎月の給料で使えるお金が、来年10月に無条件で2%減ります。

特に、現在銀行預金や保険での積立しかしていない人にとっては大打撃となります。

 

「どういうこと?」と思う方は多いと思いますが、これには銀行預金の意味と経済情勢を合わせて考える必要があります。

 

本日は、銀行預金の危険性とお金を守る考え方をお伝えしていきます。

 

◼迫り来る増税時代

 

政府が6月に閣議決定する経済財政運営の基本方針(骨太の方針)に、2019年10月に消費税を10%に上げると明記されました。

 

これはつまり、来年の10月には今よりも消費税を2%上げて、税率を10%にすることがほぼ確実になったということになります。

 

1,000円買い物をしたら100円が消費税、10,000円買い物をしたら1,000円が消費税と、私たちの日々の生活に大きな影響を及ぼすことは間違いありません。

 

さらに、日本の財政状態は大変厳しく、最終的には消費税を欧州並みの20%程度に高めないと国家を維持できないと言われるなど、今後も増税が行われる確率はとても高いと予想されています。

 

◼私たちのお金に起こる変化

 

この時、消費増税の分だけ税金を含めた物の値段は高くなります。
「物の値段が高くなって嫌だなぁ。節約しよう」ということは誰しもが思うことでしょう。

しかし、もうひとつ大きな変化が起きていることに気づくことができる人はとても少ないと思います。

 

それは「お金の価値が目減りする」ということ。

 

例えば、銀行預金に100万円あったとします。
今は銀行にお金を置いておいてもほぼ増えません。
ですが、世の中の物価が消費増税の分(今回であれば2%)上がったということは、私たちの銀行預金や毎月の給料も2%上がらなければ、実質的な価値は下落したということになります。

 

わかりやすく言うと、今銀行預金に100万円あったとしても、世の中の物価は消費増税で2%上がるのに対して銀行預金は0.01%しか増えません。
この差の分だけ、お金の価値が下がることになるのです。

今の100万円と、消費増税後の100万円は実質的な価値が違うということです。

 

お金はあくまでも「金額」ではなく「価値」で見ることがポイントです。

 

◼お金の価値を守るためには

 

ここまで見てきたように、お金を銀行や保険に置いたまま何もしなければ、増税や社会保障費の増大、物価上昇などでどんどんお金の価値は下がっていきます。

 

一生懸命働いて稼いだお金を「価値の下落」というリスクから守るためには、「お金を育てる」という感覚を身につけることが大切です。

 

特に若い方は、これから間違いなくお金の価値が大きく下落する時代を生きていくことになりますし、お金を育てる時間はたくさんあります。

 

お金は、時間をかけてじっくり育てることで安定的に大きく育てることができるようになっているため、なるべく早く、とにかく若いうちからお金を育てることが重要です。

 

「自分のお金は自分で守る」

 

この感覚を身につけることで、不安なく明るい未来を過ごすことができます。

 

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