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『教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく』
〜 ベンジャミン・フランクリン 〜

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人生100年時代のマネープラン

最近では、「人生100年時代」と言われることが多くあります。
この記事を読んでいる方の中にも、この言葉を聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか。

 

日本人の平均寿命は年々延びていき、将来的には100歳まで生きることが当たり前になるという時代が到来しようとしています。しかし、それに対する対策を取っている方は非常に少ないのが現状です。

 

本日は、人生100年時代を迎える上でのお金の考え方をお伝えしていきます。

 

◼マネープランを考える人はごくわずか

 

そもそも、マネープランとは一体どんなものでしょうか。

 

決まった形式はありませんが、一般的には家計の将来の収入・支出や資産・負債をシミュレーションして、結婚や住宅購入等、様々な人生のイベントに対してお金の備えをするための資金繰り計画のことをいいます。

 

2016年に野村総合研究所が行った調査によると、マネープランを作ったことのある人の割合はたった9%という結果になりました。
ほとんどの人はお金の計画を立てずに日常を過ごしていることになります。

 

必要性は理解していたとしても、きっかけがなかったり具体的にどうしたらいいかわからないまま「何とかなるだろう」と考えている方は多いかもしれません。

 

◼マネープランを作らないとどうなるか

 

マネープランを作らないと、お金に関して場当たり的な対応しか取れなくなってしまいます。
それは、例えば病気の時に治療費が払えないとか、家を買えない、老後の生活費が足りず毎日カップ麺だけの生活、スーパーやコンビニで万引きをしないと食べ物が食べれない、旅行に行けない、定年後も好きでもない仕事を続けなければならないといった状態になってしまいます。

 

お金は、一朝一夕にして備えることができません。
そのため、まだ何も問題が起こっていないうちからしっかりと計画を立てて、時間をかけてお金の備えをしていくことが何よりも重要です。

 

特にこれからの時代は、政治や経済情勢が不透明で、働き方や生き方も多様になります。国の財政にも頼ることができず、自分の努力で万が一の備えや老後の生活費を準備しなければいけなくなります。そういったことを鑑みると、これからの時代はより一層マネープランを立てて、将来への対策をする必要があると言えます。

 

◼お金のことは金融機関の人には頼らない

 

そうは言っても、マネープランを立てることは簡単ではありません。
専門的な知識も必要なため、一人で考えることは非常に難しいです。

 

マネープランを立てる際は専門家と一緒に考えていく必要がありますが、その際にやってはいけないことは、「金融機関の人に考えてもらう」ということです。

 

銀行、保険等の金融機関は、自社で取り扱っている限られた商品を販売することで利益を上げています。

つまり、金融商品を売ることが金融機関の仕事でもあるわけです。
すると、マネープランを立てる際も、金融機関が売りたい商品を販売するためのマネープランになってしまう傾向があります。

 

マネープランに限らず、お金について考える際のポイントは「金融機関ではないお金の専門家を味方につけること」
金融の専門家であることは大前提として、公平中立な立場からお金の提案をしてくれる人を味方にするようにしましょう。

 

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