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『教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく』
〜 ベンジャミン・フランクリン 〜

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絶対に入ってはいけない保険

「大人になったら保険は入るもの」

 

無条件でこのように思っている方は多いのではないでしょうか。
この考え方は間違いではないし、保険も特に若い方にとっては必要なものであることは間違いありませんが、決して入ってはいけないタイプの保険があります。

 

本日は、数ある保険のなかで「絶対に入ってはいけない保険」をご紹介していきます。

 

◼保険の本来の役割は、「万が一の保障」

 

日本人は、およそ8割強の方が何かしらの保険に加入していると言われています。
1世帯辺りでは、平均して毎月3万円強の保険料を払っていることをみると、多くの方がたくさんの保険に加入していることがわかります。

 

ですが、その反面、保険に加入している人の7割近くの方が「自分が入っている保険の内容をよくわかっていない」というアンケート結果もあることから、よくわからないけどとりあえず保険に加入しているという人が多いのが実情です。

 

保険の本来の役割は、「万が一の事態(支出)に備えること」
最近は保険商品も複雑化していて様々な機能を持った商品が台頭していますが、シンプルにその物の本質を捉えることが大切です。

 

この本質を捉えていないと、営業マンに言われるがままにたくさんの保険に加入してしまうことになります。

 

◼貯蓄型、積立型保険は本質からずれている

 

ここで、上記の本質を捉えたうえで、表題にもある「絶対に入ってはいけない保険」を見ていきたいと思います。

 

絶対に入ってはいけない保険、それは、「貯蓄性のある保険すべて」です。
具体的には、個人年金保険、外貨建保険、学資保険や、ゆうちょ銀行や日本の生命保険会社等で取り扱いの多いお金が貯まるタイプの保険(医療保険や生命保険等)です。

 

これらは保険の本来の役割である「万が一の保障」の他に「貯蓄性」や「お金を増やす」という機能があり、一見効率的でお得なようにも思えます。

 

しかし、これらの貯蓄性のある保険は、少なくとも「貯蓄性」と「お金を増やす」という観点でみると、保険の本来の役割から外れていることもあり非常に粗悪であることがほとんどです。

 

また、本来の役割である「万が一の保障」に関しても十分な備えができない商品も数多くあり、どの観点から見てもとても損する確率が高いことが特徴です。

 

◼それぞれの本質を捉える

 

日本には、たくさんの金融機関や金融商品があります。
しかし、どんなに仕組みが複雑化しても、本質は非常にシンプルです。

 

「お金を貯める、お金を借りるのは、銀行」
「お金を増やすのは、証券」
「お金を守る(万が一に備える)のは、保険」

 

この本質は変わることはなく、本質から外れているものは結果的に損する可能性が極めて高いため、絶対に選ぶべきではありません。
また、最低限このルールを抑えておくだけでも、世の中にたくさんある金融商品の中から本当に自分にとって適切なものを賢く選ぶことが可能になります。

 

保険は必要な分の保障を掛け捨てで備えて、将来へのお金作りは証券を活用する。
こうすることでそれぞれの本質に沿った形で金融商品を利用でき、大切なお金を守りつつ大きく育てることができます。

 

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