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『教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく』
〜 ベンジャミン・フランクリン 〜

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独身のうちから身に付けたいお金の習慣

最近、私の周りでも結婚をする方が多くなってきました。

20代後半、社会人としても4~5年経過しているため、仕事やお金等の生活基盤が固まってきていることが背景としてあるように思います。

 

しかし、話を聞いていると「結婚をするとお金を貯めるのが難しい」「パートナーの方とお金の話ができない、しづらい」「結婚を意識して初めてお金のことを考えた」という方がとても多いように思えます。

 

もちろん、結婚後にパートナーの方と話し合ってお金の取り決めをしていくことは必要ですが、結婚をしたあとにお金のことを考える場合、パートナーの方の意向次第では理想的なお金の習慣を作ることが難しい場合もあります。

 

そこで、本日は独身のうちから身につけておきたいお金の習慣についてお伝えしていきます。

 

◼何をするにしても、まずは貯蓄から

 

まずは、最低限の貯蓄の習慣を作ることが大切です。
これができない限りは、そのあと何をするにしてもうまくいかない可能性が高くなってしまいます。

 

多くの方は「収入-支出=貯蓄」という形で、入ってくるお金から出ていくお金を除いて、余ったお金を貯蓄していくという方法を取っています。

 

しかし、こちらは意外とお金が貯まりにくい考え方になります。私もそうですが、人はついつい消費や浪費をしてしまうことがあるので、「結局手元にお金が残らない」という方も多いのではないでしょうか。

 

これに対してお金が貯まりやすい貯蓄の方程式は「収入-貯蓄=支出」という形で、あらかじめ貯蓄する額を決定しておき、残ったお金の範囲内で生活するという方法です。この方法ができると、お金がどんどん貯まっていくことになります。

 

◼貯蓄をするための仕組みを作る

 

貯蓄をしていくための有効な手段として、給与の振り込まれる口座を最初から2つに分けておくという方法があります。

片方は日々の生活用、そしてもう片方は貯蓄用として全く手を付けない口座にすると、貯蓄用の口座には決めた金額が毎月積み上がっていくことになります。

 

その他の方法としては、金融機関の定期積立預金などを利用することも挙げられます。毎月一定額が別口座に移る仕組みを作ることで、毎月決まった金額を確実に貯めていくことができます。

 

こうした仕組みがないと、どんなに「収入-貯蓄=支出」を意識したとしてもなかなか結果はついてきません。自分に合った仕組みを上記のように作り、お金を貯める習慣をつけることが資産形成の第一歩目になると言えます。

 

◼お金を育てる習慣をつけること

 

貯蓄の習慣ができてきたら、次はお金を育てる意識を持つことが必要です。
少子高齢化、人口減少時代の日本において、
・増税
・社会保障費の増大
・収入の伸び悩み
・物価上昇
・年金を始めとする社会保障給付の削減
これらの現象はほぼ確実に発生します。そうなったときに、貯金や保険での積立だけでは対応することはできません。

 

そのため、とにかく若いうちからお金を育てる習慣をつけることが必要です。そして、結婚後もパートナーの方と協力して一緒にお金を育てていく感覚はお互いの絆を深め、何より一緒に未来を作っていく楽しさを味わうことができます。

 

最初のうちは貯金と同じ感覚でできる積立投資でお金を育て始めると良いでしょう。
例えば、株式の平均的な利回りである年利6%ほどで運用ができたとすると、月々3万円ずつの投資だったとしても30年後には3000万円近くの資産が築けることになります。

 

結婚後、大切なパートナーの方と一緒に豊かな未来を作っていくためにも、独身のうちから貯蓄や投資の習慣をつけて豊かな人生を送っていきましょう。

 

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