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〜 ベンジャミン・フランクリン 〜

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投信で株を購入する際に勝ちやすい方法

日本の投資マネーが外国の株式に向かっています。

2017年度の買越額は11兆円となり、外国債券の6兆円を初めて上回る見通しです。

投資信託経由で個人投資家の買いが増えているほか、銀行や生命保険などの機関投資家も積極的に買っているようです。

世界的に債券の利回りが低く株式で高い収益を狙っていく反面で、株は値動きが激しく損失も大きくなることがあります。

本日は外国株買越の現状と背景から、個人が投資信託で株を購入する際にどうしたら良いのかということを見ていきます。

◼目立つのは個人の投信の買い

年度ベースで外国株の買越額が外債を上回るのは比較可能な96年度以降で初めてで、そのうち6割強は個人の投信の買いによるものだそうです。

生保や年金基金などは外国株を直接買っており、私たちの年金資産を運用している年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は160兆円強の運用資産のうち、25%程度を外国株で運用しています。

◼背景は世界的な低金利環境

銀行や生保などの機関投資家が外国株を買う背景には世界的に低金利環境になっていることがあります。

日本国債は日銀の金融緩和の影響で10年債でも金利はほぼゼロの状態。欧米の国債も想定していたほど金利が上がらず、ある程度リスクを取ってでも外国株などに資金を振り向けて収益を確保しようとしています。

◼値動きが激しいものこそ定時定額購入する

株は値動きが大きい上に外国株では為替変動のリスクまで伴うため、株への投資が膨らむと相場が逆回転したときの損失リスクが大きくなります。

そんな値動きの大きい資産を購入するときに有効な手法に、定時定額購入法(ドルコスト平均法)があります。

これは、一定期間(例えば毎月)一定金額(例えば1万円)を投資していくという非常にシンプルな投資手法です。

この方法では値動きが大きいものであればあるほどメリットが出やすいという特徴があるので、値動きが大きい株や為替変動がある外国資産を購入する際には非常に有益です。

この方法で長期で投資していくと、相場が高いときは少なく買い、相場が安いときには多く買うということが自然とできるため非常に効率よく資産を増やしていくことができます。

投資信託などで株や外国資産を購入する際は一度に大きなお金を投じるのではなく、定時定額購入で投資をしていくといいですね。

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