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『教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく』
〜 ベンジャミン・フランクリン 〜

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新社会人向け!これだけは避けたいマネーの落とし穴②~カードローン編~

4月も早いもので第3週に入りました。職場に新入社員を迎えた方も多いのではないでしょうか。
また、新社会人の方も少しずつオフィスに慣れてくる頃かもしれません。

この時期になってくると、職場に来る営業マンの方や知人から保険をはじめ、さまざまな金融商品の勧誘が多くなってきます。
新社会人の方は右も左もわからないなかで話をされるので、「他の人もやっている」と言われたりするとついその流れで商品を契約しがちです。

そこで、今回は3日間に分けて、特に新社会人の方が陥ってしまいやすいマネーの落とし穴についてお伝えしていきます。

◼気軽に借りられるカードローン

最近、銀行が力を入れているのは、無担保でお金を貸すカードローン。各社さまざまなキャンペーンを打ち出したり、ネットで申し込んだだけで数百万円借りられたりと、一見手軽に利用できるローンになっています。

しかし、このカードローンも先日お伝えしたリボルビング払い並みに金利が高く、実態は消費者金融会社のローンと大差はありません。インターネットで簡単に申し込みができますが、よほどのことがない限りは利用しない方が良いでしょう。

◼自分のお金の使い方を把握する

老後に必要な資金を計算すると、民間サラリーマンの場合、現役時代の手取り所得から2~3割程度を貯金や投資などで蓄える必要があります。

この貯蓄割合は新社会人の方の給料では収入が少なく少々厳しいかもしれませんが、新社会人の時から貯蓄癖をつけておけばその能力は一生役に立ちます。
また、手取り所得を目一杯支出してしまっているという方は、自分の経済的な実力を超えてお金を使っている状態だと認識してお金の使い方を見直す必要があります。

◼良い借金と悪い借金とを区別する

ここまで「借金はしてはいけない」と述べてきましたが、実は借金の中にも「いい借金」と決して利用してはいけない「悪い借金」の2つがあります。

「いい借金」とは、将来返せる原資の当てがあって、同時に金利水準が市中金利よりもひどくは高くない借金のことをいいます。
例えば、企業が十分に収益の見込める事業の資金を銀行から借りるのはいい借金といえます。
また、個人の場合でも、十分な家賃収入が見込まれる場合に投資用ローンを組んだり、大学に行って収入が十分増える見込みがあれば、奨学金を借りることもいい借金である可能性があります。

しかし、リボ払いやカードローンの借金は、金利水準の一点だけから見ても悪い借金であり、基本的に利用すべきではありません。

新社会人になってまず目指すべきは、収支のつじつまが合う支出生活のペースを確立すること。間違ってもカードローンに手を出すようなことのないように生活をしていきましょう。

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