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『教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく』
〜 ベンジャミン・フランクリン 〜

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新社会人向け!これだけは避けたいマネーの落とし穴①~リボ払い編~

4月も早いもので第3週に入りました。職場に新入社員を迎えた方も多いのではないでしょうか。
 また、新社会人の方も少しずつオフィスに慣れてくる頃かもしれません。

この時期になってくると、職場に来る営業マンの方や知人から保険をはじめ、さまざまな金融商品の勧誘が多くなってきます。
新社会人の方は右も左もわからないなかで話をされるので、「他の人もやっている」と言われたりするとついその流れで商品を契約しがちです。

そこで、今回は3日間に分けて、特に新社会人の方が陥ってしまいやすいマネーの落とし穴についてお伝えしていきます。

◼商品購入代金を分割するリボ払い

新社会人の方が意外と使ってしまいがちなのは、カードのリボルビング払い、通称「リボ払い」です。

社会人になると給与振り込みの口座を銀行に作った場合にキャッシュカードにクレジットカード機能がついている場合や、クレジットカードのセールスを受けることがあります。この時にリボルビング払いを勧められることがあります。

リボルビング払いとは、カードを使って大きな金額を支払った場合に、月々1万円、2万円といったあらかじめ決められた金額を支払っていく方法で、未決済の残高はカード会社から借りる形になる方法のことをいいます。

◼とにかく高い金利

リボ払いの問題点は、利用した際の金利が非常に高いことです。現在のリボ払いの平均金利は実質年率が15%といわれています。

わかりやすくすると、例えば1万円の品物を15%のリボ払いで購入して、1か月後に返済すると、1万円に1.25%を掛けた125円が利息となり、支払金額は1万125円になります。

これだけを見ると「たった数百円の負担」と思う新社会人の方は多いかもしれませんが、例えば年金基金のようなプロの投資家が運用する株式の期待リターンは概ね5%程度です。

リボ払いの金利はその3倍であるし、もし返済が滞って返済金額が複利で増えていった場合、借金は5年で2倍以上にまで膨らんでしまいます。

また、こうした細かな借金をすることは、今後の生活に「借金癖」をつけることにもなり、借金生活への入り口にもなりかねません。

◼キャンペーンやポイントなど、甘い言葉に騙されない

よくキャンペーンで「○○カードでリボ払いをするとポイント獲得数が増える」とか、「今、リボ払いを利用するとキャンペーン特典として3,000円分の商品券が貰える」といったものがあります。

しかし、これこそまさしく落とし穴。カード会社もビジネスなので、自社にとって損になるようなキャンペーンを展開することはありません。

基本的にリボ払いは最後の手段とされており、すでにほかの支払い手段や借入先からお金を借りてしまい、もう他の支払い手段がない、というタイミングになってはじめて使うかどうかを検討すべきものです。それ以外では絶対に使ってはいけません。

「リボ払いは百害あって一利なし」と覚えておくと良いですね。

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