
最も価値の高い保険に入る方法
社会に出ると、ほとんどの方が何かしらの保険に入るのではないでしょうか。
中には、一人でいくつもの保険に入っていて月々の保険料が何万円という方もいるかもしれません。
せっかく保険に入るのであれば、少しでも価値の高い保険に入りたいということは誰しもが思うことでしょう。
しかし、実際は保険屋さんに言われるがまま、なんとなく加入している方も多いと思います。
そこで、本日は自分にとって最も価値の高い保険に入る方法をお伝えしていきます。
◼保険で出来ること
まず第一に、自分はなぜ保険に入る必要があるのか、目的をはっきりさせる必要性があります。
多くの方は自分自身がこれから入ろうとしている、もしくは入っている保険の役割について、しっかり把握できていません。
保険はなぜ入るのか、なぜ入っているかの理由がはっきりしていると価値が高いものになります。
保険で出来ることは、主に以下の通りです。
・万が一(死亡)に備えること
・医療費に備えること
・突然の大きな出費に備えること
それぞれの目的に合った保険の種類を考えてみると、万が一の死亡に備えるのは「終身保険」「定期保険」「収入保障保険」など。
医療費に備えるのは「医療保険」「がん保険」など。
突然の大きな出費に備えるのは、「損害保険」「火災保険」「傷害保険」などが挙げられます。
◼保険の価値は
保険には目的に応じて様々な種類があるため、上記のような目的に対して、すべて保険で対策を取ろうとする方が多くいらっしゃいます。
しかし、金融というジャンルを横断的に見てみると、実は保険以外でも上記の目的に合わせた対策は取れることが分かってきます。
例えば、万が一自分が死亡してしまった場合はどうなるのかを考えてみます。
家をローンを使って買っている方の場合は団体信用生命保険(団信)により、家族にローンのない家をのこすことができます。これが投資用不動産であれば、そこから得られる家賃収入がそのまま家族の収入になるため、遺族年金のような役割を果たすことができます。
医療費の場合は、ある程度の資産があればそれだけで済んでしまうこともあります。
健康保険の高額療養費制度により、1ヶ月でかかる医療費の上限は決まっているため、保険に入るのではなく十分な資産形成をしておく方が効率良く病気に備えられることもあります。
◼保険の真骨頂
保険の最も大きな価値は「小さい掛け金(保険料)を払うことによって、ある特定の状態になったときに大きなお金がもらえること」です。
自分にとって「大きなお金を受け取りたい特定の状態」とはどういったものなのか。
例えば「事故で相手を怪我させてしまった時」や「先進医療で保険適応外の治療を受ける時」等、どういった時に大きなお金を受け取りたいかを先に考えておくと無駄なく適切な保険選びができるようになります。
そして、その目的に合わせた保険に加入することで最も価値が高い保険に加入することができるようになります。
人生で2番目に大きな金額を支払うとも言われる保険。年収450万円程度の一般的な年収の方であっても、生涯で支払う保険料は約1千万円にも及んでいます。
保険選びは保険の営業マンとの付き合いではなく、自分にとって必要な保険とは何かを真剣に考えた上で加入するようにしましょう。